「富川市の料理」の版間の差分
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+ | 代表的な観光地に、富川自然生態公園(プチョン チャヨンセンテゴンウォン、부천자연생태공원)、韓国漫画博物館(ハングク マヌァバンムルグァン、한국만화박물관)、上洞湖水公園(サンドン ホスゴンウォン、한국만화박물관)と敷地内にある植物園の「スピア(수피아)」などがある。 | ||
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+ | 遠美区庁(ウォンミグチョン、원미구청)近くのチョマル路では、[[ピョダグィヘジャンクッ(豚の背骨のスープ/뼈다귀해장국)]]、[[カムジャタン(ジャガイモ鍋/감자탕)]]を専門とするフランチャイズ店「チョマルカムジャタン(조마루감자탕)」と「チョンギワピョダグィヘジャンクッ(청기와뼈다귀해장국)」の両本店が向かい合っている。「チョマルカムジャタン」は全国に100数十店舗を展開する有名店であるため、地名の「チョマル」が料理のイメージと結びついて地域の名物となっている。もともと近隣の「遠美総合市場(ウォンミ チョンハプシジャン、원미종합시장)」で[[カムジャタン(ジャガイモ鍋/감자탕)|カムジャタン]]が人気を集めており、それが派生して名物になったとも語られる。 | ||
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2025年4月9日 (水) 23:53時点における最新版
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富川市(プチョンシ、부천시)は京畿道の中西部に位置する地域。本ページでは富川市の料理、特産品について解説する。
地域概要
富川市は京畿道の中西部に位置する地域。市の北部から東部は特別市のソウル市、南東部は京畿道の光明市、南部は京畿道の始興市、南西部から北西部にかけては広域市の仁川市と接する。人口は76万6320人(2025年3月)[1]。
代表的な観光地に、富川自然生態公園(プチョン チャヨンセンテゴンウォン、부천자연생태공원)、韓国漫画博物館(ハングク マヌァバンムルグァン、한국만화박물관)、上洞湖水公園(サンドン ホスゴンウォン、한국만화박물관)と敷地内にある植物園の「スピア(수피아)」などがある。
ソウル市からのアクセスは、地下鉄1、7号線で結ばれているほか、市内バスが各地へ運行している。
食文化の背景
遠美区庁(ウォンミグチョン、원미구청)近くのチョマル路では、ピョダグィヘジャンクッ(豚の背骨のスープ/뼈다귀해장국)、カムジャタン(ジャガイモ鍋/감자탕)を専門とするフランチャイズ店「チョマルカムジャタン(조마루감자탕)」と「チョンギワピョダグィヘジャンクッ(청기와뼈다귀해장국)」の両本店が向かい合っている。「チョマルカムジャタン」は全国に100数十店舗を展開する有名店であるため、地名の「チョマル」が料理のイメージと結びついて地域の名物となっている。もともと近隣の「遠美総合市場(ウォンミ チョンハプシジャン、원미종합시장)」でカムジャタンが人気を集めており、それが派生して名物になったとも語られる。
代表的な料理
ピョダグィヘジャンクッ(豚の背骨のスープ/뼈다귀해장국)
ピョダグィヘジャンクッ(뼈다귀해장국)は、豚の背骨のスープ(「ピョダグィヘジャンクッ(豚の背骨のスープ/뼈다귀해장국)」の項目も参照)
代表的な特産品
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
- チョンギワピョダグィヘジャンクッ本店(청기와뼈다귀해장국 본점)
- 京畿道を中心に20店舗前後を展開するピョダグィヘジャンクッ(豚の背骨のスープ/뼈다귀해장국)の専門店。1人前のピョダグィヘジャンクッに加え、鍋料理のピョジョンゴル(豚の背骨の鍋、뼈전골)や、蒸し煮料理のピョチム(豚の背骨の蒸し煮、뼈찜)などを用意する。カムジャタン(ジャガイモ鍋/감자탕)でなく、あえてピョジョンゴルと表記しているようにジャガイモは入らない。
- 住所:京畿道富川市遠美区チョマル路384(遠美洞72-1)
- 住所:경기도 부천시 원미구 조마루로 384(원미동 72-1)
- 電話:032-665-5884
- 最終訪問日:2025年3月28日
エピソード
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2025年4月10日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)