「ハットグ(アメリカンドッグ/핫도그)」の版間の差分
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− | : | + | :店によって砂糖を振りかけてからケチャップをかける場合がある。このスタイルはかつて主流だったもので、イェンナルハットグ(昔風のアメリカンドッグ、[[옛날핫도그]])と呼ばれることもある。日本では北海道の道東地域に同様の食べ方が見られ、フレンチドッグという名前で定着している。 |
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ハットグには次のような種類がある。 | ハットグには次のような種類がある。 | ||
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− | : | + | :フライドポテトを貼り付けたハットグ。カムジャハットグは、ジャガイモアメリカンドッグという意味だが、モンナニハットグ(出来損ないのアメリカンドッグ、[[못난이핫도그]])、マンドゥギハットグ(田舎者のアメリカンドッグ、[[만득이핫도그]])という名称もある。 |
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:昔風のハットグ。砂糖をまぶしたものを指すことが多い。 | :昔風のハットグ。砂糖をまぶしたものを指すことが多い。 | ||
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+ | :外側にチュロス生地を用いたハットグ。チュロス生地をソーセージに細長く巻き付けるようにして揚げることが多い。チュロドッグ([[츄러도그]])とも呼ばれる。 | ||
== 日本における定着 == | == 日本における定着 == | ||
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*韓食ペディアの執筆者である八田靖史は屋台のハットグを購入する際、何も言わずとも店主が揚げ直してアツアツを提供してくれた場合は勝ち、揚げ置きをただ手渡された場合は負け、かつそれが明らかに冷めていた場合は大負け、というマイルールを楽しんでいる<ref>[http://www.kansyoku-life.com/2000/02/1950.html | *韓食ペディアの執筆者である八田靖史は屋台のハットグを購入する際、何も言わずとも店主が揚げ直してアツアツを提供してくれた場合は勝ち、揚げ置きをただ手渡された場合は負け、かつそれが明らかに冷めていた場合は大負け、というマイルールを楽しんでいる<ref>[http://www.kansyoku-life.com/2000/02/1950.html | ||
コリアうめーや!!第71号/小腹が空いたら屋台へGO!!] 、韓食生活、2015年4月6日閲覧</ref>。 | コリアうめーや!!第71号/小腹が空いたら屋台へGO!!] 、韓食生活、2015年4月6日閲覧</ref>。 | ||
− | * | + | *八田靖史は2015年3月31日に[[仁川市の料理|仁川市]]内の新起市場(シンギシジャン、신기시장)で砂糖をまぶしたハットグを初めて食べ、その意外な美味しさに目覚めた。その驚きこそが本稿を書くに至ったきっかけであり、新起市場に行くなら「シンビドーナツ」のハットグと、キャベツ入りの[[コロケ(揚げパン/고로케)]]は必食と主張している<ref>[https://twitter.com/kansyoku_nikki/status/582808533801910272 |
2015年3月31日16:35のツイート] 、八田靖史のtwitter、2015年4月6日閲覧</ref>。 | 2015年3月31日16:35のツイート] 、八田靖史のtwitter、2015年4月6日閲覧</ref>。 | ||
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== 外部リンク == | == 外部リンク == | ||
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2024年7月16日 (火) 23:22時点における最新版
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ハットグ(핫도그)は、アメリカンドッグ。主に屋台料理として販売され、間食として親しまれている。ケチャップ、マスタードを好みでかけて食べるが、砂糖をまぶしてからケチャップをかける場合もある。
名称
ハットグは英語の「hot dog」を韓国読みしたもの。日本でいうホットドッグ(細長いパンにソーセージを挟んだもの)も同様の表記でハットグと呼ばれるが、本ページでは日本でいうアメリカンドッグ(英語でいうコーンドッグ)について説明をする。日本ではハッドグとの表記も見られるが、本辞典においては「ハットグ」を使用する。発音表記は[핟또그]。
概要
ハットグは日本でいうアメリカンドッグ。串を刺したソーセージに小麦粉などで作った甘い生地を絡め、油で揚げたものに好みでケチャップやマスタード、砂糖などをかけて味わう。生地にパン粉をまぶすことも多い。韓国では屋台料理のひとつとして定着しており、トッポッキ(餅炒め/떡볶이)や、ホットク(蜜入りのお焼き/호떡)などとともに販売している姿を見かける。また、高速道路のサービスエリアや、デパ地下などのフードコート、コンビニエンスストアでも販売される。冷凍食品など家庭用の商品もある。韓国独自の工夫としては、フライドポテトを貼り付けたハットグがある(種類 カムジャハットグ参照)。
トッピング
- ケチャップとマスタード
- ハットグにはケチャップ、マスタードを好みでかけて味わう。屋台においては店主がかけてくれる場合とセルフサービスの場合の両方がある。
- 砂糖
- 店によって砂糖を振りかけてからケチャップをかける場合がある。このスタイルはかつて主流だったもので、イェンナルハットグ(昔風のアメリカンドッグ、옛날핫도그)と呼ばれることもある。日本では北海道の道東地域に同様の食べ方が見られ、フレンチドッグという名前で定着している。
歴史
1930~40年代
ハットグの原型であるコーンドッグは、1930年代後半から1940年代前半にかけてアメリカで生まれたものと考えられている[1]。
1970年代
韓食ペディアの執筆者である八田靖史が、身近な韓国人やその友人らに記憶を振り返ってもらったところ、1970年代半ば頃に食べた記憶がもっとも古いとする声が聞かれた。
2010年代
- 「HOT DOG ON A STICK」の進出
- 2013年7月、アメリカのハットグ専門店「HOT DOG ON A STICK(핫도그 온 어 스틱)」(1946年創業)が韓国に進出した[2]。
- 「明朗時代米ハットグ」の大ブレイク
- 2016年7月に釜山でオープンした「明朗時代米ハットグ(명랑시대 쌀 핫도그)」は、生地に米粉を混ぜる工夫と、イカスミ入り、モッツァレラチーズ入りなどの奇抜なアレンジで人気を集め、短期間で全国に拡大した。2016年9月より本格的なフランチャイズ事業に乗り出し、2017年3月現在で520店舗を突破したとしている[3]。
- 米ハットグ・チーズハットグの日本上陸
- 2017年6月に東京、新大久保の「ジョンノホットク」が米粉生地のハットグを販売開始。モッツァレラチーズ入りのチーズハットグも提供を始めた。提供の際には砂糖をトッピングするかどうかを選べる[4]。
種類
ハットグには次のような種類がある。
- カムジャハットグ(감자핫도그)
- フライドポテトを貼り付けたハットグ。カムジャハットグは、ジャガイモアメリカンドッグという意味だが、モンナニハットグ(出来損ないのアメリカンドッグ、못난이핫도그)、マンドゥギハットグ(田舎者のアメリカンドッグ、만득이핫도그)という名称もある。
- イェンナルハットグ(옛날핫도그)
- 昔風のハットグ。砂糖をまぶしたものを指すことが多い。
- チジュハットグ(치즈핫도그)
- チーズ入りのハットグ。チジュ(치즈)がチーズを表す。
- チュロスハットグ(츄러스핫도그)
- 外側にチュロス生地を用いたハットグ。チュロス生地をソーセージに細長く巻き付けるようにして揚げることが多い。チュロドッグ(츄러도그)とも呼ばれる。
日本における定着
1964年に食品会社の「福三」が日本へと持ち込み、東京、青山に当時あった「東京ボウリングセンター」内の売店で初めて販売したとされる[5]。
エピソード
- 韓食ペディアの執筆者である八田靖史は屋台のハットグを購入する際、何も言わずとも店主が揚げ直してアツアツを提供してくれた場合は勝ち、揚げ置きをただ手渡された場合は負け、かつそれが明らかに冷めていた場合は大負け、というマイルールを楽しんでいる[6]。
- 八田靖史は2015年3月31日に仁川市内の新起市場(シンギシジャン、신기시장)で砂糖をまぶしたハットグを初めて食べ、その意外な美味しさに目覚めた。その驚きこそが本稿を書くに至ったきっかけであり、新起市場に行くなら「シンビドーナツ」のハットグと、キャベツ入りのコロケ(揚げパン/고로케)は必食と主張している[7]。
地域
特になし
脚注
- ↑ Corn dog 、Wikipedia、2015年4月6日閲覧
- ↑ HOT DOG ON A STICK 、公式ウェブサイト、2015年4月6日閲覧
- ↑ 명랑시대 쌀 핫도그 、公式ウェブサイト、2017年3月23日閲覧
- ↑ チーズこめハットグ、日本初上陸 、ジョンノホットク公式ブログ、2017年8月1日閲覧
- ↑ 高速サービスエリアスペシャル 2005年12月24日放送 、出没!アド街ック天国(アーカイブ)、2015年4月6日閲覧
- ↑ [http://www.kansyoku-life.com/2000/02/1950.html コリアうめーや!!第71号/小腹が空いたら屋台へGO!!] 、韓食生活、2015年4月6日閲覧
- ↑ [https://twitter.com/kansyoku_nikki/status/582808533801910272 2015年3月31日16:35のツイート] 、八田靖史のtwitter、2015年4月6日閲覧
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)