「チョンボッチュク(アワビ粥/전복죽)」の版間の差分

提供: 韓食ペディア
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(同じ利用者による、間の1版が非表示)
9行目: 9行目:
 
[[ファイル:23093003.JPG|thumb|300px|浦項市産の天然アワビを用いたチョンボッチュク]]
 
[[ファイル:23093003.JPG|thumb|300px|浦項市産の天然アワビを用いたチョンボッチュク]]
 
:[[慶尚北道の料理|慶尚北道]][[浦項市の料理|浦項市]]の南区九龍浦邑(ナムグ クリョンポウプ、남구 구룡포읍)には、チョンボッチュクの専門店が集まる地域がある。九龍浦邑の近海では海女([[해녀]])による天然アワビ漁が行われている。
 
:[[慶尚北道の料理|慶尚北道]][[浦項市の料理|浦項市]]の南区九龍浦邑(ナムグ クリョンポウプ、남구 구룡포읍)には、チョンボッチュクの専門店が集まる地域がある。九龍浦邑の近海では海女([[해녀]])による天然アワビ漁が行われている。
 +
 +
*アワビの産地
 +
:天然のアワビは稀少であり、市場に出回るのは養殖のエゾアワビ([[참전복]])が主流である。主産地は[[全羅南道の料理|全羅南道]]であり、中でも[[莞島郡の料理|莞島郡]]が有名である。2022年の生産量を見ると莞島郡(1万5552トン)が全国(2万2167トン)の70.2%を占め、全羅南道全体(2万1964トン)では99.1%を占める(海面養殖業と沿近海漁業の合計)<ref>[https://kosis.kr/statHtml/statHtml.do?orgId=750&tblId=DT_75001_E001068&conn_path=I2 수산물 생산량 및 판매금액(전라남도완도군기본통계)] 、KOSIS(国家統計ポータル)、2024年9月9日閲覧</ref><ref>[https://kosis.kr/statHtml/statHtml.do?orgId=101&tblId=DT_1EW0004&conn_path=I2 어업별 품종별 통계(어업생산동향조사)] 、KOSIS(国家統計ポータル)、2024年9月9日閲覧</ref>。
 +
 +
== 地域 ==
 +
*[[慶尚北道の料理|慶尚北道]][[浦項市の料理|浦項市]]
 +
*[[済州道の料理|済州道]]
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年9月9日 (月) 00:42時点における最新版

この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。
チョンボッチュク

チョンボッチュク전복죽)は、アワビ粥。

概要

チョンボッ(전복)は漢字で「全鰒」と書きアワビのこと。チュク()は粥の意。薄切りにしたアワビを肝ごとゴマ油で炒め、米を足してさらに炒めた後、水を加えて煮詰めて作る。味付けは塩、または醤油で薄く仕上げる。最後に卵黄を乗せて混ぜて食べる場合もある。粥専門店や、海鮮料理の専門店、または日式料理店などのメニューに並ぶ。アワビは済州道の特産品であることから、済州道料理の店でも扱うほか、現地の郷土料理店でも定番のメニューである。アワビは粥にして食べるほか、刺身(전복회)、焼き物(전복구이)、蒸し物(전복찜)などでも味わう。また貝を利用した粥としては、パジラッチュク(アサリ粥/바지락죽)、ペカプチュク(ハマグリ粥、백합죽)などがある。

  • 慶尚北道浦項市の専門店通り
浦項市産の天然アワビを用いたチョンボッチュク
慶尚北道浦項市の南区九龍浦邑(ナムグ クリョンポウプ、남구 구룡포읍)には、チョンボッチュクの専門店が集まる地域がある。九龍浦邑の近海では海女(해녀)による天然アワビ漁が行われている。
  • アワビの産地
天然のアワビは稀少であり、市場に出回るのは養殖のエゾアワビ(참전복)が主流である。主産地は全羅南道であり、中でも莞島郡が有名である。2022年の生産量を見ると莞島郡(1万5552トン)が全国(2万2167トン)の70.2%を占め、全羅南道全体(2万1964トン)では99.1%を占める(海面養殖業と沿近海漁業の合計)[1][2]

地域

脚注

  1. 수산물 생산량 및 판매금액(전라남도완도군기본통계) 、KOSIS(国家統計ポータル)、2024年9月9日閲覧
  2. 어업별 품종별 통계(어업생산동향조사) 、KOSIS(国家統計ポータル)、2024年9月9日閲覧

外部リンク

制作者関連サイト

関連項目