「ヤンニョムコマク(ハイガイの薬味ダレ載せ/양념꼬막)」の版間の差分
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− | + | ヤンニョムコマクの、ヤンニョム([[양념]])はさまざまな調味料、香辛料、香味野菜などを混ぜ合わせた辛味ダレ。コマク([[꼬막]])はハイガイを意味する。ハイガイを茹でて殻の片側だけを外し、醤油、砂糖、ゴマ油、みじん切りニンニク、刻みネギ、粉唐辛子などを混ぜ合わせたヤンニョムを身の上に塗って作る。ハイガイは[[全羅南道の料理|全羅南道]][[宝城郡の料理|宝城郡]]の筏橋邑(ポルギョウプ、벌교읍)が主産地であり、ハイガイ料理の専門店が集まるほか、シーズンが始まる10月末頃から11月にかけては「筏橋コマク祭り(벌교꼬막축제)」が開催される。11月から翌3月頃までを旬とする。産地を中心に専門店があるほか、[[全羅南道の料理|全羅南道]]の飲食店では副菜として提供されることも多い。家庭料理として作られることもあり、居酒屋でも酒肴として提供される。 | |
:*ハイガイとサルボウガイ | :*ハイガイとサルボウガイ | ||
::近年はハイガイ([[꼬막]])の漁獲量が減少しており、養殖のサルボウガイ([[새꼬막]])で代用されることが多い。ハイガイの標準名は「コマク([[꼬막]])」であるが、サルボウガイ=「セコマク([[새꼬막]])」との比較において「チャムコマク([[참꼬막]])」と呼び分けられる。ハイガイは産地でも稀少であり、サルボウガイに対して3倍ほどの値段がつく。 | ::近年はハイガイ([[꼬막]])の漁獲量が減少しており、養殖のサルボウガイ([[새꼬막]])で代用されることが多い。ハイガイの標準名は「コマク([[꼬막]])」であるが、サルボウガイ=「セコマク([[새꼬막]])」との比較において「チャムコマク([[참꼬막]])」と呼び分けられる。ハイガイは産地でも稀少であり、サルボウガイに対して3倍ほどの値段がつく。 | ||
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+ | :*ハイガイ漁 | ||
+ | ::ハイガイ漁は、ノルベ([[널배]])、またはポルベ([[뻘배]])と呼ばれるそりのような板に乗って行う。佐賀県の有明海で使われる潟スキーともよく似る。 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年8月4日 (日) 13:06時点における版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
ヤンニョムコマク(양념꼬막)は、ハイガイの薬味ダレ載せ。
概要
ヤンニョムコマクの、ヤンニョム(양념)はさまざまな調味料、香辛料、香味野菜などを混ぜ合わせた辛味ダレ。コマク(꼬막)はハイガイを意味する。ハイガイを茹でて殻の片側だけを外し、醤油、砂糖、ゴマ油、みじん切りニンニク、刻みネギ、粉唐辛子などを混ぜ合わせたヤンニョムを身の上に塗って作る。ハイガイは全羅南道宝城郡の筏橋邑(ポルギョウプ、벌교읍)が主産地であり、ハイガイ料理の専門店が集まるほか、シーズンが始まる10月末頃から11月にかけては「筏橋コマク祭り(벌교꼬막축제)」が開催される。11月から翌3月頃までを旬とする。産地を中心に専門店があるほか、全羅南道の飲食店では副菜として提供されることも多い。家庭料理として作られることもあり、居酒屋でも酒肴として提供される。
- ハイガイとサルボウガイ
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)