「コドゥンオグイ(サバ焼き/고등어구이)」の版間の差分
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2024年8月2日 (金) 07:59時点における最新版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
コドゥンオグイ(고등어구이)は、サバの焼き魚。
概要
コドゥンオ(고등어)はサバ。グイ(구이)とは焼き物の総称。釜山市を中心にコカルビ(고갈비)という呼び方もある(韓国語の発音ではコガルビがより近い)。開いたサバを網やフライパンなどで塩焼きにする。主に定食店や、魚介料理店で提供されるメニューであり、サバの主産地である済州道の郷土料理としても知られる。サバを用いた料理としては、ほかにコドゥンオジョリム(サバの煮付け/고등어조림)、コドゥンオフェ(サバの刺身/고등어회)などがある。
- コカルビ
- 釜山市ではコドゥンオグイを「コカルビ(고갈비)」と呼ぶことがある(韓国語の発音ではコガルビがより近い)。これはサバを意味するコドゥンオ(고등어)と、牛のあばら肉を指すカルビ(갈비)の合成語で、なかなか牛肉を食べられなかった時代に、サバの焼き魚をあえてカルビと呼びながら食べることで気持ちだけでも贅沢をしたという名残である。かつては中区光復洞2街(チュング クァンボクトンイガ、중구 광복동2가)に専門店が集まっていたが、いまは店舗数がだいぶ減少している。なお、このコカルビが転じてホッケ(イミョンス、이면수)の焼き魚をイカルビ(이갈비)と呼んだりもする。
- カンコドゥンオ
- カンコドゥンオ(간고등어)は、塩サバ焼き(韓国語の発音ではカンゴドゥンオがより近い)。カンは塩、塩加減。コドゥンオはサバを意味する。慶尚北道安東市の郷土料理として知られ、地域名を冠して「安東カンコドゥンオ(안동간고등어)」とも呼ばれることも多い。チャバンコドゥンオ(자반 고등어)との呼び方もあり、チャバン(자반)は魚の塩蔵を意味する。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)