「陰城郡の料理」の版間の差分
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2023年10月6日 (金) 12:17時点における最新版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
陰城郡(ウムソングン、음성군)は忠清北道に位置する地域。本ページでは陰城郡の料理、特産品について解説する。
地域概要
陰城郡は忠清北道の北西部に位置し、北部は京畿道の利川市と驪州市、東部は忠清北道の忠州市、南部は忠清北道の槐山郡と曽坪郡、西部は忠清北道の鎮川郡と京畿道の安城市と接する。人口は9万6885人(2018年6月)[1]。北部には標高3~600m前後の山々が連なって車嶺山脈の一角を成し、これが京畿道との境界にもなっている。北東部から南部にかけても、6~700m前後の山々が連なる。これらの山々が代表的な観光地としてハイキング客の人気を集めるほか、3ヶ所の貯水池を総称する三兄弟貯水池には釣り人が多く訪れる。ソウルから陰城郡までは、東ソウル総合ターミナル、ソウル南部ターミナルから陰城共用バスターミナルまで高速バスで約1時間30分の距離。
- 陰城プムバ祭り
- 陰城プムバ祭り(음성품바축제)は、かつて乞食聖者と呼ばれた故チェ・グィドン氏の博愛精神にちなんだ祭り。プムバは物乞いを意味する。貧しかった時代を振り返りつつ、その暮らしを風刺とユーモアによって笑いにしながら、ともに助け合う精神を表現する[2]。チェ・グィドン氏は解放後の困窮した時期に、自身も橋の下で暮らしながら物乞いで得た食事などを、より厳しい状況下にある人たちへと分け与えながら生活していた。こうした活動を無極聖堂(現在の金旺聖堂)のオ・ウンジン神父が目撃し、感銘を受けたことで、1976年には共同生活の場「愛の家(사랑의집)」が誕生。これが現在、孟洞面仁谷里(メンドンミョン インゴンニ、맹동면 인곡리)地区にある社会福祉施設の「コットンネ(꽃동네)」へと引き継がれている[3]。陰城プムバ祭りはこうしたチェ・グィドン氏、オ・ウンジン神父の活動を背景としたものである。開催は毎年5月。2017年12月28日には文化観光体育部によって、2018年度の「文化観光祭り(문화관광축제)」に選定された[4]。
食文化の背景
代表的な料理
- トゥルケサムゲタン(エゴマ入りひな鶏のスープ/들께삼계탕)
- メウンオリステイク(アヒルのハンバーグ/매운 오리스테이크)
代表的な特産品
- トゥルケ(エゴマ/들께)
代表的な酒類・飲料
クラフトビールを生産する「Korea Craft Brewery(코리아 크래프트 브류어리)」がある。
飲食店情報
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
- オヤッコル(오얏골)
- 住所:忠清北道陰城郡笙極面車笙路533(車谷里578)
- 住所:충청북도 음성군 생극면 차생로 533(차곡리 578)
- 電話:043-881-5989
- 料理:トゥルケサムゲタン(エゴマ入りのひな鶏のスープ)
エピソード
韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2018年6月に初めて陰城郡を訪れた。エゴマ油の製造メーカーである「コメガ(코메가)」訪問が目的だったが、到着とともに地元放送局であるCJB(清州放送)のカメラが待ち受けており、日本におけるエゴマ油の現状などについてニュース番組のインタビューを受けた[5]。
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2018年7月10日閲覧
- ↑ 인사말 、陰城プムバ祭りウェブサイト、2018年7月16日閲覧
- ↑ 꽃동네 어제오늘내일 、コットンネウェブサイト、2018年7月16日閲覧
- ↑ 문체부, 2018년도 문화관광축제 선정 、文化観光体育部ウェブサイト、2018年7月16日閲覧
- ↑ CJB7뉴스(10:36~) 、CJB(清州放送)ウェブサイト、2018年7月10日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)