「甕津郡の料理」の版間の差分
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2023年1月31日 (火) 23:07時点における最新版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
甕津郡(オンジングン、옹진군)は仁川市の西部に位置する島嶼地域。本ページでは甕津郡の料理、特産品について解説する。
地域概要
甕津郡は仁川市の西部に位置する島嶼地域。西海五島(ソヘオド、서해5도)と総称される白翎島(ペンニョンド、백령도)、大青島( テチョンド、대청도)、小青島(ソテチョンド、소청도)、延坪島(ヨンピョンド、연평도)、隅島(ウド、우도)をはじめとする、23の有人島と90の無人島で構成される[1]。甕津郡の一部は分断された状態で北朝鮮にも同名の郡として存在する。人口は2万0613人(2022年12月)[2]。郡庁は甕津郡内ではなく仁川市彌鄒忽区龍峴洞(ミチュホルグ ヨンヒョンドン、미추홀구 용현동)にある。仁川市の西側に広く島々が点在しており、北部は北方限界線を挟んで北朝鮮の黄海南道と向かい合い、中部から南部は仁川市の区部、京畿道、忠清南道の沖合いに位置する。南東部の仙才島(ソンジェド、선재도)は京畿道の安山市と橋で結ばれている。それぞれの島々は観光地としての人気も高く、離島ならではの景観を楽しめるほか、海水浴場、キャンプ場、釣りスポット、ペンションなどの宿泊施設などがある。主要な島としては韓国最西端の離島である白翎島や、ドラマのロケ地としてたびたび利用された信島(シンド、신도)、矢島(シド、시도)、茅島(モド、모도)の3島、陸路で行くことができる霊興島(ヨンフンド、영흥도)などがあげられる。ソウル市から甕津郡までのアクセスは、仁川市内からフェリーに乗るのが一般的である。西海五島や徳積島(トクチョクト、독적도)などへは中区港洞(チュング ハンドン、중구 항동)の「仁川港旅客ターミナル(インチョナンヨゲクトミノル、인천항여객터미널)」から、また信島、矢島、茅島へは永宗島(ヨンジョンド、영종도)内の中区雲西洞(チュング ウンソドン、중구 운서동)にある「三木船着場(サムモクソンチャクチャン、삼목선착장)」からフェリーが出ている。霊興島へは京畿道安山市から車やバスなどで行くことができる。
- 甕津半島と黄海南道甕津郡
- 甕津という地名はもともと「甕のように丸く突き出た港」という意味で、西海五島の北方に当たる甕津半島(オンジンバンド、옹진반도)を指す。現在の北朝鮮にも同じく甕津郡という地名があって黄海南道に属する。
- 大韓民国の最西端
- 延坪島砲撃事件
- 西海五島のひとつ延坪島では、2010年11月23日に北朝鮮からの砲撃を受け、韓国では民間人を含む4名の死者が出た。
食文化の背景
島嶼地域だけに魚介を利用した郷土料理、特産品が多い。白翎島などでは対岸に当たる黄海道の食文化が残っており、黄海道式のネンミョン(冷麺/냉면)が象徴的なひとつとして知られる。
代表的な料理
- カナリエッチョッ(イカナゴ醤油/까나리액젓)白翎面
- ネンミョン(冷麺/냉면)白翎面
- メミルカルグクス(平打ちのそば麺/메밀칼국수)白翎面
- ウロクペクスク(クロソイの澄まし鍋/우럭백숙)白翎面
- チャンジトク(キムチと牡蠣の餃子/짠지떡)白翎面
- ハスオペクスク(丸鶏とアワビの水炊き/하수오백숙)白翎面
代表的な特産品
- ピットゥリ(巻貝/삐뚜리)白翎面
- ソンゲ(ウニ/성게)白翎面
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
エピソード
脚注
- ↑ 기본현황 、甕津郡ウェブサイト、2019年5月5日閲覧
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2023年2月1日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)