「チャドルバギ(薄切り牛バラ肉の焼肉/차돌박이)」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
{{Notice}} | {{Notice}} | ||
+ | [[ファイル:22122830.JPG|thumb|400px|チャドルバギ]] | ||
+ | '''チャドルバギ'''([[차돌박이]])は、薄切り牛バラ肉の焼肉。 | ||
− | + | == 概要 == | |
+ | チャドルバギは牛の第1~7肋骨あたりの肉を指し、日本での部位分けとしては肩バラ肉に相当する。牛肉の部位名であり、それを焼いた料理名でもある。チャドルバギの、チャドル(차돌)は石英、バギ(=パギ、박이)はパクタ(差し込む、박다)という動詞の名詞形を表す。肉に脂肪が差し込んだ様子が、鉱物の石英のように見えることから名付けられた。肉質の固い部分であるため極薄切りにした肉を、鉄板、または網などで焼き、塩やタレにつけて、あるいはサンチュ([[상추]])やエゴマの葉などで包んで食べる。ゴマ油と粗塩を混ぜたキルムジャン([[기름장]])というタレにつけてもよい。牛焼肉の部位としては定番のひとつであり、[[カルビグイ(牛カルビ焼き/갈비구이)]]、[[カルビサル(骨なしの牛カルビ焼き/갈비살)]]、[[トゥンシム(牛ロースの焼肉/등심)]]、[[アンチャンサル(牛ハラミの焼肉/안창살)]]などともに、牛焼肉店のメニューに並ぶことが多い。また、チャドルバギの専門店もある。類似の料理として、牛の第7~13肋骨あたりの肉を薄切りにして焼く、[[ウサムギョプ(牛バラ肉の焼肉/우삼겹)]]がある。チャドルバギを具として作る[[テンジャンチゲ(味噌鍋/된장찌개)]]は、チャドルテンジャンチゲ(牛バラ肉入りの味噌鍋、[[차돌된장찌개]])と呼ばれる。 | ||
11行目: | 14行目: | ||
*[http://kansyoku-life.com/ 韓食生活](韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト) | *[http://kansyoku-life.com/ 韓食生活](韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト) | ||
*[http://www.kansyoku-life.com/profile 八田靖史プロフィール](八田靖史のプロフィール) | *[http://www.kansyoku-life.com/profile 八田靖史プロフィール](八田靖史のプロフィール) | ||
− | |||
== 関連項目 == | == 関連項目 == |
2023年1月9日 (月) 12:35時点における最新版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
チャドルバギ(차돌박이)は、薄切り牛バラ肉の焼肉。
概要
チャドルバギは牛の第1~7肋骨あたりの肉を指し、日本での部位分けとしては肩バラ肉に相当する。牛肉の部位名であり、それを焼いた料理名でもある。チャドルバギの、チャドル(차돌)は石英、バギ(=パギ、박이)はパクタ(差し込む、박다)という動詞の名詞形を表す。肉に脂肪が差し込んだ様子が、鉱物の石英のように見えることから名付けられた。肉質の固い部分であるため極薄切りにした肉を、鉄板、または網などで焼き、塩やタレにつけて、あるいはサンチュ(상추)やエゴマの葉などで包んで食べる。ゴマ油と粗塩を混ぜたキルムジャン(기름장)というタレにつけてもよい。牛焼肉の部位としては定番のひとつであり、カルビグイ(牛カルビ焼き/갈비구이)、カルビサル(骨なしの牛カルビ焼き/갈비살)、トゥンシム(牛ロースの焼肉/등심)、アンチャンサル(牛ハラミの焼肉/안창살)などともに、牛焼肉店のメニューに並ぶことが多い。また、チャドルバギの専門店もある。類似の料理として、牛の第7~13肋骨あたりの肉を薄切りにして焼く、ウサムギョプ(牛バラ肉の焼肉/우삼겹)がある。チャドルバギを具として作るテンジャンチゲ(味噌鍋/된장찌개)は、チャドルテンジャンチゲ(牛バラ肉入りの味噌鍋、차돌된장찌개)と呼ばれる。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)