「ヨンポタン(テナガダコのスープ/연포탕)」の版間の差分

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[[ファイル:23010831.JPG|thumb|400px|パクソクヨンポタン]]
 
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'''ヨンポタン'''([[연포탕]])は、テナガダコのスープ。ヨンポ([[연포]])は漢字で「軟泡」と書いて豆腐のこと。タン([[탕]])は漢字で「湯」と書いては鍋料理、スープの意。ヨンポタンとは本来豆腐と鶏肉を煮込んだスープを指す料理名であったが、時代の流れとともに鶏肉が牛肉、そしてテナガダコへと変化し、また豆腐も入れなくなって、いつしかテナガダコのスープをヨンポタンと呼ぶようになったと説明される。テナガダコのことをナクチ([[낙지]])と呼ぶことから、ナクチヨンポタン([[낙지연포탕]])とも呼ぶ。丸ごとのテナガダコを、野菜とともに鍋で煮込んで作る。味付けは薄い塩味程度に留め、テナガダコが持つ素材の味を活かして楽しむ。主にテナガダコ料理の専門店や、海鮮料理店などで味わう料理である。テナガダコを用いた料理としては、ほかに[[ナクチボックム(テナガダコ炒め/낙지볶음)]]、[[プルラクジョンゴル(牛肉とテナガダコの鍋/불낙전골)]]、[[サンナクチ(テナガダコの踊り食い/산낙지)]]などがある。ヨンポタンに牛カルビを加えて煮込んだ[[カルラクタン(牛カルビとテナガダコのスープ/갈낙탕)]]や、ユウガオの実(生のカンピョウ)を加えたパクソクヨンポタン(生カンピョウとテナガダコの鍋、[[박속연포탕]])といったバリエーションもある。テナガダコは西海岸、南海岸で多く水揚げされ、ヨンポタンを含めたテナガダコ料理は[[忠清南道の料理|忠清南道]]や、[[全羅南道の料理|全羅南道]]の郷土料理としても親しまれる。
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'''ヨンポタン'''([[연포탕]])は、テナガダコのスープ。
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== 概要 ==
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ヨンポ([[연포]])は漢字で「軟泡」と書いて豆腐のこと。タン([[탕]])は漢字で「湯」と書いては鍋料理、スープの意。ヨンポタンとは本来豆腐と鶏肉を煮込んだスープを指す料理名であったが、時代の流れとともに鶏肉が牛肉、そしてテナガダコへと変化し、また豆腐も入れなくなって、いつしかテナガダコのスープをヨンポタンと呼ぶようになったと説明される。テナガダコのことをナクチ([[낙지]])と呼ぶことから、ナクチヨンポタン([[낙지연포탕]])とも呼ぶ。丸ごとのテナガダコを、野菜とともに鍋で煮込んで作る。味付けは薄い塩味程度に留め、テナガダコが持つ素材の味を活かして楽しむ。主にテナガダコ料理の専門店や、海鮮料理店などで味わう料理である。テナガダコを用いた料理としては、ほかに[[ナクチボックム(テナガダコ炒め/낙지볶음)]]、[[プルラクジョンゴル(牛肉とテナガダコの鍋/불낙전골)]]、[[サンナクチ(テナガダコの踊り食い/산낙지)]]などがある。ヨンポタンに牛カルビを加えて煮込んだ[[カルラクタン(牛カルビとテナガダコのスープ/갈낙탕)]]や、ユウガオの実(生のカンピョウ)を加えたパクソクヨンポタン(生カンピョウとテナガダコの鍋、[[박속연포탕]])といったバリエーションもある。テナガダコは西海岸、南海岸で多く水揚げされ、ヨンポタンを含めたテナガダコ料理は[[忠清南道の料理|忠清南道]]や、[[全羅南道の料理|全羅南道]]の郷土料理としても親しまれる。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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