「ヤンコチ(羊肉の串焼き/양꼬치)」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(相違点なし)
|
2019年1月6日 (日) 01:15時点における版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
ヤンコチ(양꼬치)は、羊肉の串焼き。ヤン(양)は羊。コチ(꼬치)は串の意。中国語の「羊肉串」からヤンロウチュァン(양로우촨)、または朝鮮族の地域では「串」という意味でチャル(촬)という呼び名も用いられる。串に刺した羊肉に塩、コショウ、粉唐辛子、クミンなどを混ぜたスパイスをまぶして焼く。また同様のスパイスを卓上に用意し、焼けた肉をつけて食べる。羊肉は当初マトンが主流だったが、需要が増えるにつれて現在はラムが多く使用される。
歴史
ヤンコチは中国東北部に住む朝鮮族(朝鮮半島にルーツを持つ中国の少数民族)の料理であり、そのルーツはウイグル料理であるとされる。朝鮮族が多く住む吉林省の延辺朝鮮族自治州において、1990年代に大流行したのをきっかけに、韓国では2000年代前半頃からヤンコチの専門店が増えた。当初は朝鮮族同士によるが身内向けの商売との側面が強かったが、2000年代後半から徐々にその美味しさが知られるようになり、2010年代に入って広く人気を博すようになった。2015年にはコメディアンのチョン・サンフンによる「ヤンコチエンチンタオ(ヤンコチには青島、양꼬치엔 칭따오)」というフレーズが流行語となり、ヤンコチと青島ビールの組み合わせが定番となった。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)