「義城郡の料理」の版間の差分
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2018年11月29日 (木) 13:02時点における版
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義城郡(ウィソングン、의성군)は慶尚北道の中央部に位置する地域。本ページでは義城郡の料理、特産品について解説する。
地域概要
義城郡は慶尚北道の中央部に位置する地域。郡の北部から東部にかけては慶尚北道の安東市、南東部は慶尚北道の青松郡、南部は慶尚北道の軍威郡、南西部は慶尚北道の亀尾市、西部は慶尚北道の尚州市、北西部は慶尚北道の醴泉郡と接する。人口は5万3122人(2018年7月)[1]。郡の全体が太白山脈と小白山脈に挟まれた位置にあり、比較的なだらかな丘陵地帯と安渓平野(アンゲピョンヤ、안계평야)の広がる道内でも有数の穀倉地帯である。代表的な観光地には、新羅時代の681年に創建された孤雲寺(コウンサ、고운사)や、三韓時代の部族国家である召文国(チョムングク、조문국)の史跡などがある。ソウル市から義城郡までは、東ソウル総合バスターミナルから義城市外バスターミナルまで高速バスで約3時間10分の距離である。
食文化の背景
山林の多い慶尚北道にあって、広々とした平野を有する義城郡は稲作を中心とした農業が発達している。中でも地域を代表するのがニンニクであり、義城ニンニク(ウィソンマヌル、의성마늘)は全国的に高いブランド価値を誇っている。単にニンニクとして出荷するのみならず、燻蒸した黒ニンニクや、黒ニンニク饅頭、黒ニンニクビールなども生産している。また、食用に適さない小ぶりなニンニクは粉末にし、飼料にしたうえで家畜に食べさせたりもしている。中でも韓牛は2001年からブランドとしての育成が進められており、義城ニンニク牛(ウィソンマヌルソ、의성마늘소)の名前で広く知られる。ニンニクを食べさせた豚肉(マヌルポーク、마늘포크)、鶏卵(マヌルラン、마늘란)の生産も行う。
代表的な料理
- タッパル(鶏足焼き/닭발)義城邑道東里
- マヌルダク(ニンニクチキン/마늘닭)丹村面下禾里
- ウィソンマヌルソ(義城ニンニク牛/의성마늘소)
- ウィソンフンマヌルパン(義城黒ニンニク饅頭/의성흑마늘빵)
- フンマヌル(黒ニンニク/흑마늘)
代表的な特産品
- ウィソンマヌル(義城ニンニク/의성마늘)
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
- マカガーリック(마카갈릭)
- 住所:慶尚北道義城郡義城邑慶北大路5690(元堂里208-1)
- 住所:경상북도 의성군 의성읍 경북대로 5690(원당리 208-1)
- 電話:054-832-6362
- 料理:マヌルトッカルビ、マヌルバプ
- 鳳陽韓牛マシル作目会(봉양한우마실작목회)
- 住所:慶尚北道義城郡鳳陽面蜂起キル19(桃源里796)
- 住所:경상북도 의성군 봉양면 봉기길 19(도원리 796)
- 電話:054-832-8989
- 料理:義城ニンニク牛の焼肉
- オウルマシル(어울마실)
- 住所:慶尚北道義城郡丹村面慶北大路6424(下禾里969)
- 住所:경상북도 의성군 단촌면 경북대로 6424(하화리 969)
- 電話:054-834-7757
- 料理:パッピンス、自家製の飲むヨーグルト
- 義城マヌルソ食肉販売場(의성마늘소 식육판매장)
- 住所:慶尚北道義城郡鳳陽面桃李院1キル53-1(花田里106-8)
- 住所:경상북도 의성군 봉양면 도리원1길 53-1(화전리 106-8)
- 電話:054-833-9505
- 料理:義城ニンニク牛の小売店(近隣の提携飲食店に持ち込み可)
- チュヨンジャマヌルダク(주영자마늘닭)
- 住所:慶尚北道義城郡丹村面チャントキル24-1(下禾里1097-6)
- 住所:경상북도 의성군 단촌면 장터길 24-1(하화리 1097-6)
- 電話:054-833-0107
- 料理:マヌルダク
エピソード
- 韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2016年6月22日に初めて義城郡を訪れた。義城郡では6月半ばにニンニクの収穫を行うため、ちょうど市場には大量のニンニクがあふれており、その強烈なインパクトにたいへん衝撃を受けた。
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2018年8月16日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)