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2018年8月10日 (金) 23:55時点における版
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この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
安東市(アンドンシ、안동시)は慶尚北道の中央部に位置する地域。本ページでは安東市の料理、特産品について解説する。
地域概要
安東市は慶尚北道の道庁所在地。道の中央部に位置し、北部は慶尚北道の栄州市と奉化郡、東部は慶尚北道の英陽郡、南東部は慶尚北道の青松郡、南部から南西部にかけては慶尚北道の義城郡、西部は慶尚北道の醴泉郡と接する。人口は16万2510人(2018年7月)[1]。市の面積は1522平方キロメートルと慶尚北道ではもっとも広く、全国で見ても江原道の洪川郡、麟蹄郡に次ぐ第3位の広さを持つ[2]。市の北側、東側は太白山脈の支脈が伸びて比較的高く、南西部に向けて緩やかに下っている地形をしている。北東部から西部にかけては洛東江(ナクトンガン、낙동강)が流れ、これに東部から流れる半辺川(パンビョンチョン、반변천)が市内で合流する。合流地点の周囲は豊山平野(プンサンピョンヤ、풍산평야)と呼ばれる平野部となっている。市の中東部には洛東江、半辺川を利用したダム湖が作られており、それぞれ安東湖(アンドンホ、안동호)、臨河湖(イマホ、임하호)と呼ぶ。
南部に標高1193mの八公山(パルゴンサン、팔공산)がそびえるのをはじめ全体的に山がちな地形である。郡の東部から北西部にかけて洛東江(ナクトンガン、낙동강)の支流である渭川(ウィチョン、위천)が流れており、これに南部から合流する双渓川(サンゲチョン、쌍계천)、南川(ナムチョン、남천)を含め、川沿いの地域が平野部となっている。新羅時代の642年に創建された麟角寺(インガクサ、인각사)跡が残り、ここで高麗時代の13世紀に歴史書の『三国遺事(サムグクユサ、삼국유사)』が執筆されたことから、軍威郡は「三国遺事の故郷」を掲げて地域をPRしている。缶渓面南山里(プゲミョン ナムサンニ、부계면 남산리)地区には統一新羅時代の700年前後に作られたとされる国宝第109号の「軍威阿弥陀如来三尊石窟(クヌィ アミタヨレサムジョン ソックル、군위 아미타여래삼존 석굴)があり、石窟仏としては774年頃に完成した慶州市の石窟庵よりも時代がさらにさかのぼる。缶渓面大栗里(プゲミョン テユルリ、부계면 대율리)地区には朝鮮時代の民俗村であるハンバム村(ハンバムマウル、한밤마을)があり、昔ながらの石垣を残した小道や、19世紀に建てられた伝統家屋の南川古宅(ナムチョンゴテク、남천고택)などが残る。ソウル市から軍威郡までは、東ソウル総合ターミナルから軍威市外バス共用ターミナルまで高速バスで約3時間30分。あるいは大邱市の大邱北部停留所から軍威市外バス共用ターミナルまで市外バスで約1時間の距離である。
- 道庁の移転
- 慶尚北道の道庁はもともと大邱市に置かれていたが、2016年2月に安東市へと移転した。
食文化の背景
代表的な料理
- メギメウンタン(ナマズの辛い鍋/메기매운탕)孝令面巨梅里
代表的な特産品
- ヌングム(東洋種のリンゴ/능금)缶渓面
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
- サムジャンメウンタン(삼장매운탕)
- 住所:慶尚北道軍威郡孝令面雉山孝令路2242(巨梅里2242)
- 住所:경상북도 군위군 효령면 치산효령로 2242(거매리 305)
- 電話:054-382-6571
- 料理:ミンムルコギメウンタン(淡水魚の辛い鍋/민물고기매운탕)
- シゴルパプサン(시골밥상)
- 住所:慶尚北道軍威郡缶渓面ハンティ路1903(南山里314-1)
- 住所:경상북도 군위군 부계면 한티로 1903(남산리 314-1)
- 電話:054-382-2776
- 料理:豆腐料理、パジョン(ネギのチヂミ)
エピソード
韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2016年6月に初めて軍威郡を訪れた。南川古宅の伝統家屋に宿泊し、翌朝は家の中庭で朝食をいただいた。手入れの行き届いた庭の景色を眺めながら味わう、タットリタン(鶏肉と野菜の煮込み)と、当主ご夫妻の採った山菜料理がなんとも素晴らしかった。
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2018年8月11日閲覧
- ↑ 국토현황(행정구역별,소유자별,지목별) 、国政モニタリング指標(e-나라지표)ウェブサイト、2018年8月11日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)