「チョルミョン(生野菜入りの和え麺/쫄면)」の版間の差分
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2018年2月15日 (木) 00:16時点における版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
チョルミョン(쫄면)は、生野菜入りの和え麺。チョル(쫄)はもちもち、しこしことした食感を表す「チョルギタダ(쫄깃하다)」の一部。ミョン(면)は麺。小麦粉やでんぷんを用いて作られた、もちもち、しこしこと食感のよい麺を、刻んだ生野菜とともに辛い薬味ダレと和えて作る。具の野菜としてはサンチュ(상추)、キュウリ、ニンジン、キャベツ、タマネギなどが用いられる。ゆで卵が載ることも多い。市販の商品を用いて家庭料理として作られるほか、専門店、粉食店、食堂などで幅広く提供される。夏の季節料理としても人気が高い。
- チョルミョンの誕生
- 1970年代初め、仁川市中区(인천시 중구)の製麺工場「クァンシン製麺(광신제면)」でネンミョン(冷麺/냉면)用の麺を製造していたところ、麺を押し出す穴のサイズを間違えて、普段よりも太い麺ができてしまった。捨てるのはもったいないので近隣の粉食店に持ち込み、使ってもらうことにしたところ、その麺で作った料理が意外な評判を得た。冷麺よりもシコシコと食感がよいことから、チョルミョンと名付けられ、これが周囲にも広まって現在は仁川市の郷土料理となった。
- 盛岡冷麺とチョルミョン
- 日本の盛岡冷麺は小麦粉とでんぷんで麺を作るため、その仕上がりはチョルミョンの麺とよく似る。韓食ペディアの執筆者である八田靖史が、盛岡土産として行きつけの韓国料理店に盛岡冷麺を差し入れたところ、「とても美味しいチョルミョン」という反応が返ってきて戸惑ったことがある。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)