2017年12月17日 (日) 07:53時点における版
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ソッコチゲ(섞어찌개)は、混ぜ鍋。ソッコ(섞어)は混ぜるという意味の動詞「ソクタ(섞다)」の連用形。チゲ(찌개)は野菜や肉、魚などを煮た鍋料理の総称である。食材を混ぜて作る鍋という意味であるが、名詞につく動詞の活用としては正しい形ではなく、語学的にはソックンチゲ(混ぜた鍋、섞은찌개)のような形をとるべきであった。しかし、ソッコチゲとの名称で広く定着しており、国立国語院が編纂する標準国語大辞典にも記載されている。その説明には「肉とさまざまな野菜を混ぜて似た鍋(고기와 여러 가지 야채를 섞어서 끓인 찌개)」[1]とある。ただし、そもそもが食材を混ぜて作る鍋という料理名だけあって、食材の選択は解釈がさまざまであり、プデチゲ(ソーセージ鍋/부대찌개)にイカやイイダコなどの魚介を混ぜた料理や、豚肉とイカを混ぜた鍋料理、あるいは冷蔵庫の中にあるものを適当に用いたごった煮のような料理として作られることもある。家庭料理として作られるほか、食堂や、鍋料理の専門店で提供される。
脚注
- ↑ 섞어-찌개 、国立国語院「標準国語大辞典」、2017年12月17日閲覧
外部リンク
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関連項目