30,747
回編集
(→概要) |
|||
11行目: | 11行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
[[ファイル:23121205.JPG|300px|thumb|刺身用のワサビ醤油(左)とチョジャン(唐辛子酢味噌)]] | [[ファイル:23121205.JPG|300px|thumb|刺身用のワサビ醤油(左)とチョジャン(唐辛子酢味噌)]] | ||
− | + | 韓国では主に白身魚の刺身が好まれ、ヒラメ([[광어]])、マダイ([[도미]])、スズキ([[농어]])、クロソイ([[우럭]])、ボラ([[숭어]])、カレイ([[가자미]])などの魚をよく用いる。ワサビ醤油で味わうほか、唐辛子酢味噌([[초장]]、[[초고추장]])につけたり、サンチュ([[상추]])やエゴマの葉に包んで食べることも多い。刺身店、海鮮料理店、日式料理店、水産市場などで味わえるほか、韓定食などコース料理の一品としても用いられる。類似の料理としては、[[ユッケ(牛刺身/육회)]]や、[[ムルフェ(水刺身/물회)]]、[[フェムチム(刺身和え/회무침)]]があり、またセンソンフェを具とした、[[フェネンミョン(刺身冷麺/회냉면)]]、[[フェトッパプ(刺身丼/회덮밥)]]といった料理もある。 | |
+ | |||
+ | *活魚の刺身と鮮魚の刺身 | ||
+ | :韓国では活きた魚を食べる直残にさばいて刺身にすることが多く、新鮮さのイメージと弾力のある食感が喜ばれる。これをファロフェ(活魚の刺身、[[활어회]])と呼び、ファロ([[활어]])が活魚、フェ([[회]])が刺身を意味する。対して、魚をさばいた後にしばらく寝かせて熟成期間を置き、旨味を引き出してから食べる刺身のことをソノフェ(鮮魚の刺身、[[선어회]])と呼び、ソノ([[선어]])が鮮魚を意味する。[[全羅南道の料理|全羅南道]]ではソノフェを好むことが多く、郷土料理の[[ミノフェ(ニベの刺身/민어회)]]はソノフェで食べる代表的な例である。日本の刺身には寝かせて旨味を引き出すものが多いことから、葉野菜に包む食べ方なども含めて、日韓における食の好みの違いとして取り上げられることが多い。 | ||
== 歴史 == | == 歴史 == |