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(→代表的な料理) |
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=== コッケジャン(ワタリガニの醤油漬け/꽃게장) === | === コッケジャン(ワタリガニの醤油漬け/꽃게장) === | ||
:コッケジャン([[꽃게장]])は、ワタリガニの醤油漬け。カンジャンケジャン([[간장게장]])とも呼ぶ(「[[カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け/간장게장)]]」の項目も参照)。群山市は西海岸に面した港町であり、ワタリガニ([[꽃게]])の名産地として知られる。専門店ではコッケジャンのほか、[[ヤンニョムケジャン(ワタリガニの辛味ダレ漬け/양념게장)|ヤンニョムコッケジャン(ワタリガニの辛味ダレ漬け/양념꽃게장)]]、[[コッケタン(ワタリガニ鍋/꽃게탕)]]、[[コッケチム(ワタリガニ蒸し/꽃게찜)]]などの料理も提供する。 | :コッケジャン([[꽃게장]])は、ワタリガニの醤油漬け。カンジャンケジャン([[간장게장]])とも呼ぶ(「[[カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け/간장게장)]]」の項目も参照)。群山市は西海岸に面した港町であり、ワタリガニ([[꽃게]])の名産地として知られる。専門店ではコッケジャンのほか、[[ヤンニョムケジャン(ワタリガニの辛味ダレ漬け/양념게장)|ヤンニョムコッケジャン(ワタリガニの辛味ダレ漬け/양념꽃게장)]]、[[コッケタン(ワタリガニ鍋/꽃게탕)]]、[[コッケチム(ワタリガニ蒸し/꽃게찜)]]などの料理も提供する。 | ||
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=== アングムパン(あんパン/앙금빵) === | === アングムパン(あんパン/앙금빵) === | ||
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:*出雲屋(いづもや) | :*出雲屋(いづもや) | ||
::1906年に群山市へと渡った廣瀬安太郎氏が1910年代に創業した和菓子店。当初は和菓子や餅がメインの商品だったが、息子が日本で製パン技術を学びベーカリーへと転換した。1945年に太平洋戦争で日本が敗戦すると、廣瀬家は「出雲屋」を閉店して帰国。その店舗を引き継いでイ・ソグ(이석우)氏が「李盛堂」を開いた。両店ともあんパン/アングムパンを看板商品とするが、直接の面識はなく技術や商品の継承にかかわる接点はなかった。 | ::1906年に群山市へと渡った廣瀬安太郎氏が1910年代に創業した和菓子店。当初は和菓子や餅がメインの商品だったが、息子が日本で製パン技術を学びベーカリーへと転換した。1945年に太平洋戦争で日本が敗戦すると、廣瀬家は「出雲屋」を閉店して帰国。その店舗を引き継いでイ・ソグ(이석우)氏が「李盛堂」を開いた。両店ともあんパン/アングムパンを看板商品とするが、直接の面識はなく技術や商品の継承にかかわる接点はなかった。 | ||
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+ | === ウルェチャンアチ(シロウリの粕漬/울외장아찌) === | ||
+ | [[ファイル:23043004.JPG|thumb|300px|ウルェチャンアチ(ナナスキ)]] | ||
+ | :ウルェチャンアチ(울외장아찌)は、シロウリの粕漬。ウルェ([[울외]])はシロウリ、チャンアチ([[장아찌]])は漬け物を意味する。日本語の「奈良漬け」が転化した「ナナスキ([[나나스끼]])」の呼び名が定着しており、日本統治時代に日本人が多く住んでいた名残のひとつと語られる。「ナナスキ(나나스키)」「ナナスケ(나나스케、나나스께)」といった表記も見られる。韓国ではシロウリ自体が稀であり、ウルェ([[울외]])の語源も日本語の「瓜(うり)」と固有語の「외(うり)」を組み合わせたものと考える説がある。 | ||
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+ | === ソゴギムクッ(牛肉と大根のスープ/소고기무국) === | ||
+ | :ソゴギムクッ([[소고기무국]])は、牛肉と大根のスープ。ソゴギムックッ([[소고기뭇국]])、ムウクッ([[무우국]])などとも表記される。新昌洞(シンチャンドン、신창동)地区に位置する「韓日屋(한일옥)」の看板メニューとして有名であり、[[ハンジョンシク(韓定食/한정식)]]や、[[ヘジャンクッ(酔い覚ましのスープ/해장국)]]の専門店でも提供される。 | ||
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+ | *韓日屋(한일옥) | ||
+ | :韓日屋の店舗は1937年に、金外科病院(김외과병원)として建てられた日本家屋をリフォームしたものである。 | ||
=== チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕) === | === チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕) === | ||
:チャンポン([[짬뽕]])は、激辛スープの海鮮麺(「[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]」の項目も参照)。1899年に群山港が開かれると、中国からも大勢の人が渡って居留するに至り、1941年10月には「群山華僑小学校(군산화교소학교)」が開校した。市内には現在もたくさんの中国料理店があり、1952年創業と群山市の中国料理店としてはもっとも古い「濱海園(빈해원)」や、俗に言う「韓国5大チャンポン」のひとつに数えられる「福成楼(복성루)」など、数多くの有名店が点在する。2019年には、中国料理店の多く集まる蔵米洞(チャンミドン、장미동)地区の一角が、群山市によって「群山チャンポン特化通り(군산짬뽕특화거리)」として指定された。 | :チャンポン([[짬뽕]])は、激辛スープの海鮮麺(「[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]」の項目も参照)。1899年に群山港が開かれると、中国からも大勢の人が渡って居留するに至り、1941年10月には「群山華僑小学校(군산화교소학교)」が開校した。市内には現在もたくさんの中国料理店があり、1952年創業と群山市の中国料理店としてはもっとも古い「濱海園(빈해원)」や、俗に言う「韓国5大チャンポン」のひとつに数えられる「福成楼(복성루)」など、数多くの有名店が点在する。2019年には、中国料理店の多く集まる蔵米洞(チャンミドン、장미동)地区の一角が、群山市によって「群山チャンポン特化通り(군산짬뽕특화거리)」として指定された。 | ||
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+ | === ホットク(蜜入りのお焼き/호떡) === | ||
+ | :ホットク([[호떡]])は、蜜入りのお焼き。(「[[ホットク(蜜入りのお焼き/호떡)]]」の項目も参照)。1899年に群山港が開かれたのを機に、中国からやって来た人たちが居留を始め、朝鮮総督府の調査によれば1923年末の時点で16軒のホットク(原文では「支那パン」)店があった<ref>[https://dl.ndl.go.jp/pid/983969/1/61 朝鮮に於ける支那人(朝鮮総督府)] 、国立国会図書館デジタルライブラリー(コマ番号61)、2023年1月14日閲覧</ref>。京岩洞(キョンアムドン、경암동)には、1943年創業のホットク専門店「仲洞ホットク(중동호떡)」があり、油を使わずにパサッと焼き上げる[[イェンナルホットク(昔風ホットク/옛날호떡)]]を販売している。 | ||
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+ | === スンデクッパプ(腸詰めのクッパ/순대국밥) === | ||
+ | :スンデクッパプ([[순대국밥]])は、腸詰のクッパ(「[[スンデクッ(腸詰入りのスープ/순대국)]]」の項目も参照)。新栄洞(シニョンドン、신영동)地区の「群山公設市場(군산공설시장)」と「新栄市場(신영시장)」に隣接して、専門店の立ち並ぶ「スンデクッパプ通り(スンデクッパプ通り)」がある。 | ||
=== アグチム(アンコウの蒸し煮/아구찜) === | === アグチム(アンコウの蒸し煮/아구찜) === |