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*剰余農産物協定の締結(1955年) | *剰余農産物協定の締結(1955年) | ||
:1955年5月31日に韓国とアメリカ締結した協定。正式名称は「米国農業交易発展および援助法第1章による大韓民国およびアメリカ合衆国間の剰余農産物協定(미국 농업교역발전 및 원조법 제1장에 의한 대한민국 미합중국간의 잉여농산물 협정)」<ref>[http://theme.archives.go.kr/viewer/common/archWebViewer.do?singleData=Y&archiveEventId=0049272132 미국 농업교역발전 및 원조법 제1장에 의한 대한민국 미합중국간의 잉여농산물 협정] 、国家記録院ウェブサイト、2022年2月23日閲覧</ref>。1954年にアメリカが制定した「農産物貿易促進援助法(公法480号)」に基づいており、同法は当時のアメリカで過剰生産により余っていた食料を、各国への食糧援助として利用しながら、それを現地通貨で決済し、同国への経済援助や共同の軍事費などに利用するものであった。この協定により韓国には原綿、レーヨン、小麦、大麦、米などが供給され、中でも小麦の比率が高かったことから、それまでの米を中心とした食生活から、パン、麺類の比率が高まるようになった。 | :1955年5月31日に韓国とアメリカ締結した協定。正式名称は「米国農業交易発展および援助法第1章による大韓民国およびアメリカ合衆国間の剰余農産物協定(미국 농업교역발전 및 원조법 제1장에 의한 대한민국 미합중국간의 잉여농산물 협정)」<ref>[http://theme.archives.go.kr/viewer/common/archWebViewer.do?singleData=Y&archiveEventId=0049272132 미국 농업교역발전 및 원조법 제1장에 의한 대한민국 미합중국간의 잉여농산물 협정] 、国家記録院ウェブサイト、2022年2月23日閲覧</ref>。1954年にアメリカが制定した「農産物貿易促進援助法(公法480号)」に基づいており、同法は当時のアメリカで過剰生産により余っていた食料を、各国への食糧援助として利用しながら、それを現地通貨で決済し、同国への経済援助や共同の軍事費などに利用するものであった。この協定により韓国には原綿、レーヨン、小麦、大麦、米などが供給され、中でも小麦の比率が高かったことから、それまでの米を中心とした食生活から、パン、麺類の比率が高まるようになった。 | ||
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+ | *節米運動と混粉食奨励運動 | ||
+ | :節米運動(절미운동)と混粉食奨励運動(혼분식장려운동)は、主として1960~70年代に、主食である米の生産量不足を補うため、米と雑穀を混ぜて食べる「混食(혼식)」と、麺やパンなどの小麦粉製品を食事とする「粉食(분식)」を、政府が中心となって奨励した運動<ref>[https://theme.archives.go.kr/next/koreaOfRecord/EncourageSoul.do 기록으로 만나는 대한민국, 경제·산업 혼분식장려] 、国家記録院ウェブサイト、2022年2月26日閲覧</ref><ref>[http://encykorea.aks.ac.kr/Contents/Index?contents_id=E0068935 혼분식장려운동(混粉食獎勵運動)] 、韓国民族文化大百科事典、2022年2月26日閲覧</ref>。それ以前からも混食や粉食は推奨されてきたが、1960年代前半は自然災害が重なって米価が大幅に高騰した。政府は1962年の凶作を受け、翌1963年1月1日から家庭での食事に対し、2日に1度の粉食を励行することや、米穀店や飲食店では米に2割以上の雑穀を混ぜて販売することなどを要綱として発表している<ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.naver?articleId=1962122800209207001&editNo=2&printCount=1&publishDate=1962-12-28&officeId=00020&pageNo=7&printNo=12666&publishType=00020 1962年12月28日『東亜日報』「새해부터 全国서 節米運動」] 、NAVERニュースライブラリー、2022年2月26日閲覧</ref>。こうした施策は1970年代後半まで断続的に行われたが、経済成長とともに米の生産量も増加し、次第に解消されていった。 | ||
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