怒涛のゴールデンウィークが終わって、再び平日という日常が戻ってきました。更新が止まりがちになってきたブログを、もう1度動かす努力をせねば、ということで、まずはもろもろ溜めてしまったお知らせのまとめです。
5月28日(土)に開催予定の第6回「コリアチックジャパン 日本国内の韓国・朝鮮を巡る旅(神奈川・埼玉編)」は、冒頭の写真にある埼玉県日高市の高麗神社を目指す企画ですが、今回は神奈川県中郡の大磯町から向かうのがポイント。
高句麗からの渡来人にまつわる歴史的スポットを、専門家の話を聞きながらハシゴしようとの企画です。大磯町に向かうバスの中では大磯高校で地歴科を教える坂本行弘先生から、大磯町の高麗(こま)という地域にある「高来神社」では渡辺幸臣宮司から、そして埼玉県日高市の「高麗神社」では高麗文康宮司から、それぞれお話を伺います。
日本と高句麗のかかわりを午前中いっぱいで集中的に学べるのが大きな魅力。
そしてしっかり学んだあとは、豚肉のテーマパーク「サイボクハム」にて高麗鍋や豚肉料理の昼食(相模蔵元生マッコリ付)をとり、午後は日高自慢の食材ハンティング(加藤牧場、サンドラキムチ、弓削田醤油、長澤酒造、栗こま娘)に繰り出します。
学んで、飲んで、食べて、買い倒れるという魅惑の日帰りバスツアーです。
そして、埼玉バスツアーで日本と高句麗の関係を学んだ翌日。5月29日(日)は第23回「オレカテ」(韓国関係の勉強会)です。日本全国の史跡を訪ね歩き、『日本の中の韓国・朝鮮史跡』を研究なさっている李創建さんに講師をお願いしました。
テーマはずばり「日本の中の韓国・朝鮮」。
李創建さんのブログ「蒼天求白雲 ~結構知られていない日本史と朝鮮史の接点~」を見ていると、日本各地の至るところに朝鮮半島とのかかわりがあり、またそれが身近なところで見落とされているかがよくわかります。
個人的に興味深かったのが、日暮里にある朝鮮石像の話とか、白山にある金玉均の墓の話とか。時間のあるときに少しずつ訪ねてみたくなります。
詳細と申し込みはコチラから。
第2部は定員を超えたため受付を終了しましたが、第1部はまだ余裕があります。
そして、第24回「オレカテ」も告知ページをアップしました。
講師は韓国エンターテインメントライターの安部裕子(あべゆうこ)さん。タイトルは「日本における韓流の現状」。6月19日(日)の開催です。
初めて韓国ドラマにハマったのが1997年。以来、視聴した韓国ドラマが約1100作品というのはとてつもない数字ですね。日々、いったいどれだけのドラマをみればそんな数になるのやら。そんなキャリアと幅広い見識を元に、韓流の現状を読み解いていただきます。
こちらは明日5月11日(水)22時より申込受付開始。
詳細と申し込みはコチラです。
そして新企画。
四谷の韓国語学校「ウリアカデミー」とコラボしまして、「八田靖史の韓食語特別講座」という食と地域と語学をミックスした講座を始めることになりました。
第1回は院長の故郷にちなんで済州道編。
単に美味しいものを紹介するだけでなく、地域に根差した食文化を背景や歴史から読み解き、そこに語学要素も盛り込んでいこうというのが趣旨です。語学のほうは参加レベルを問わないので、地域ごとの単語やフレーズを紹介するぐらいになるとは思いますが、その地域に行くならぜひ覚えて欲しいものをまとめたいと考えています。
詳細、申し込みはコチラから。
新規のグルメツアーも始めます。
朝日旅行との企画で、四季の贅沢食材にこだわった美食ツアーを作ろうということになりました。第1回は夏をテーマに全羅南道を訪れます。
いちばんの目的は夏のスタミナ食材であるミノ(민어、和名はニベ)。1mを超すほどの巨大魚で、刺身、ジョン(衣焼き)なども美味しいですが、ぶつ切りの身を骨ごと煮込んだスープがたまらないうまさです。
そこへ莞島(ワンド)のアワビフルコースと、麗水(ヨス)のハモ刺身&ハモしゃぶしゃぶを加えた3本柱が今回のメイン。日程は8月1日(月)~4日(木)。夏ならでは、全羅南道ならではの贅沢な3泊4日です。
詳細、申し込みはコチラ(PDFチラシ)。
なお、上記の朝日旅行グルメツアーは、かねてより韓国料理の講座を担当している朝日カルチャーセンターとのコラボ企画でもあります。朝日カルチャーセンター横浜教室の次回講座は6月25日(土)。
テーマが「朝鮮半島北部の食文化」となっており、新刊『食の日韓論 ボクらは同じものを食べている』の第5章でも書いた、冷麺の話題などを集中的にやろうと思っています。
詳細、申し込みはコチラ。
最後はコツコツ書き溜めている韓食ペディアの更新情報。
広報大使をしている慶尚北道の食情報からまとめていこうと思いまして、栄州市、青松郡、奉化郡に引き続き、英陽郡の料理をアップしました。
英陽郡は人口1万8000人あまりと全国でも2番目に人の少ない地域ですが、朝鮮時代の料理書『飲食知味方』の再現した料理には歴史的な価値があります。また全国的に有名な青陽唐辛子(チョンヤンコチュ、청양고추)の由来論争についてもまとめました。
・忠清南道「青陽」郡に由来する節
・慶尚北道「青」松郡と英「陽」郡に由来する節
知っておくと、青唐辛子が出てくるたびに蘊蓄を語れます。ぜひチェックしてみてください。
以上、まとめてのお知らせでした。
※商品へのリンクはamazonアソシエイトリンクが使用されています。