2006年頃から日本でのマッコリブームが始まり、
昨年からは生マッコリの時代がやってきております。
今年はそこから、さらに一段階時代が進む予感。
昨年から情報だけは頂いており、おおいに期待していた、
「東京マッコリ」がいよいよベールを脱ぐことになりました。
発売は来月の予定。一部店舗で先行発売が始まっています。
ラベルをアップにすると「国産淡麗生詰酒おりがらみ」の文字。
「おりがらみ」という単語は初めて耳にしましたが、
日本酒のジャンルとして、もともとある用語のようです。
酒を絞る過程で沈殿する「おり」を含んだお酒のこと。
マッコリももともとは「粗く漉した」という意味なので、
広い意味でとらえれば「おりがらみ」とも共通します。
こういう凝った説明をしているのには訳があり、
このマッコリ、醸造元が日本酒の蔵元なのです。
これまでも日本の蔵元で作られたマッコリはありましたが、
生ブームの到来とともに、さらに注目を集めています。
本場である韓国から運んでくるには、加熱処理が必要ですし、
生を運ぼうと思ったら、輸送コストがどうしてもかさむ。
その解決策こそが「国産生マッコリ」という訳です。
僕が知る限りでは、
・春玉の白(末廣酒造、福島県)
・虎マッコルリ(有賀醸造、福島県)
・マッコルリの華(有賀醸造、福島県)
・とらじの唄(中埜酒造、愛知県)
といった銘柄が広く流通しています。
この市場に新規参入するのが「東京マッコリ」。
蔵元はなんと、「美少年酒造」です。
全国的な知名度を誇る日本酒メーカーまでもが、
マッコリ造りに参入してくる時代になったんですね。
このままマッコリブームが続いてゆけば、
「越の寒梅マッコリ」とかが出てきてもおかしくないのかもしれません。
なお、東京マッコリのプロデュースは「焼肉天国.com」。
東京を中心に焼肉店、韓国料理店を紹介する情報サイトが、
今度はその飲食店に提供する、新たなマッコリを作ったという訳です。
先日、その東京マッコリを試飲させて頂きましたが、
さすがに生だけあってぷちぷちとした微発泡感が楽しめます。
甘さは控えめ。キリッと辛口。飲みやすいマッコリですね。
生ならではのよさを前面に、王道を行く味わいだと思います。
広く流通していくのが実に楽しみですね。
2009年もマッコリの話題はまだまだ期待できそうです。
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2 Responses to 新作「東京マッコリ」先行発売スタート。