前回の記事までで、大阪での韓食日記は終了です。
ほかに取材で伺った店舗がもう3つほどありますが、
こちらは別で記事にするので、ここでは紹介を控えます。
本当はそちらのほうこそ伝えたいんですけどね。
この記事で、韓国料理以外の食べたものを紹介し、
全体のまとめを書いて今回のシリーズ完結とします。
ただし、今後も大阪には足を運ぶつもりなので、
第1回の報告ということで、後は「続く」にしたいと思います。
冒頭の写真は、かの有名な「自由軒」の名物カレー。
今回、大阪に行くに当たって師匠から指令があり、
以下のものを食べてくるようにとのことでした。
・千日前「自由軒」のカレー
・心斎橋「明治屋」のオムライス
・何処かそこら辺のお好み焼き屋のネギ焼き(これは醤油で食べること)
・お初天神近くの「とん平」のとん平焼き
・鶴橋商店街入り口「ロックヴィラ」のキムチサンド
ちなみに師匠は東京での暮らしが長いですが、もとは大阪出身。
原稿の最後にどうしてもオチをつけたいところなどは、
いまだに大阪魂を忘れていない、と語っておられます。
結局、「自由軒」のカレーと「ロックヴィラ」のキムチサンド以外は、
残念なことに、今回の旅では食べることがかないませんでした。
いずれの機会に、また探索して食べてきたいと思います。
「自由軒」のカレーは生卵の味わいが全体に行き渡り、
パンチはなくとも、優しい味になっていたのが印象的でしたね。
古きよき洋食という感じでしょうか。今回、大阪に足を運んで、
歴史のありそうな洋食店が多く残っているのにも驚きました。
これは先日の記事でも少し紹介した串かつ。
新世界に立ち寄った際に、昼ごはんがわりに食べました。
あまりに店がたくさんあるので、どこに入るか悩んだのですが……。
こんな看板を発見したので、即決定。
生ビールを2杯頼んだら、小ビールがおまけでついてきて、
同じように日本酒も2本飲んだら、小さい日本酒がもらえます。
飲兵衛の心をくすぐるニクイ演出ですが、
ここにぐっときたのは、もうひとつ理由があったりします。
自宅にあって、夜中にひとり飲みしているときの愛読書。
中島らもの『せんべろ探偵が行く』に、この店が登場するんです。
見つけたときはテンション上がって、おおっ! という感じでした。
まあ、実際には看板の位置を見間違えて、
隣のこちらへ入ってしまったんですけどね。
なお、この店は串かつの衣にパン粉を使わず、
小麦粉だけで、ふっくらと仕上げるのが特徴とのこと。
後々ガイドブックなどで調べたら、有名店のひとつでした。
勘違いから入った店ですが、お客さんの入りも多かったので、
雰囲気を楽しむ意味では、よい誤解だったと思います。
これも大阪名物といってよいのでしょうか。
24時間営業で、あちこちに支店が出ている金龍ラーメン。
豚骨ベースのスープに、すらっとした細麺が沈んでいます。
特徴的なのは、ごはん、白菜キムチ、ニラ、ニンニクが、
すべてセルフで取り放題、食べ放題になっていること。
これに感動するのか、韓国人の評価がなぜか高いんです。
大阪に行った韓国人が、不思議と褒める金龍ラーメン。
いったいどんなものかと長年、疑問に思っておりましたが、
こういうサービスに心打たれる、ということなのでしょうか。
韓国人が食べると、日本のラーメンは脂っこいらしいので、
それを中和する手段があって嬉しい、ということもあるようです。
大阪土産には「551蓬莱」の豚まんを買って帰りました。
先日、師匠宅に大阪から友人が来たらしく、
「551蓬莱の豚まんをいっぱいもらったから取りに来なさい!」
ということで頂き、美味しかったのでもう1度。
また、そのときは師匠から、
「賞味期限はすぎたけどお前なら大丈夫だろ!」
という不安な状態で頂いたので、
賞味期限内でもう1度食べてみようという意味もあります。
普通に同じ味だったので、安心しましたけどね。
もし味が全然違ったら、とハラハラしました。
といった感じで、大阪で食べたものはあらかた紹介しました。
次回の記事、総括へと続きます。
8 Responses to その他大阪で食べたもの一覧。