新大久保の「オムニ食堂」といえば90年代前半からの有名店。
新大久保に4店舗あるほか、赤坂、三軒茶屋にも進出しています。
ただ、以前は直営の支店でしたが、今は本店だけの営業みたいですね。
あとは経営者が入れ替わり、新たな店として営業しているとのこと。
看板はそのままに、経営者が変わるというのはいかにも韓国式ですが、
僕も本店の取材で話を聞くまでは事情を知りませんでした。
新大久保以外でも、赤坂店はすでに閉店していますが、
三軒茶屋店も昨年11月より新オーナーに代わったとのこと。
それだけなら、ふーん、という話で終わりますが、
三軒茶屋にお住まいの方から、
「三軒茶屋のオムニ食堂がうまいんですよ!」
という熱烈なお誘いを受けてご一緒させて頂きました。
土曜日の夜だったのですが、驚くべきことに店の前には行列。
ちょうど割引サービスをしていたというのもありますが、
新大久保でも行列のできる店って数えるほどですからね。
お誘い頂いた々が信頼できる韓国通ということもありましたが、
店頭の行列を見て、期待値がぐんと跳ね上がりました。
基本的なメニューは以前のものと変わらない様子。
定番の家庭料理から、まずは冒頭のナクチボックム(タコ炒め)。
チャプチェ(春雨炒め)。
トゥブギムチ(豆腐キムチ)といったあたりを注文。
ほかにもチョッパル(豚足)、キムチ盛り合わせ、
ナムルの盛り合わせ、といった料理が並んでおりました。
家庭料理を中心としたメニューチョイスですが、
店内は焼肉メニューを中心に頼んでいる人が多かったですね。
場所柄まだ、「韓国料理=焼肉」なのかもしれません。
ただ、ここまで出てきた家庭料理はなかなかに見事。
基本的な味付けがしっかりしているうえにボリュームもたっぷり。
地元密着型の「いい韓国家庭料理店」の公式に当てはまります。
済州島出身のお母さんが厨房を切り盛りし、
息子さんが店長としてホールを預かるという営業形態。
こういう店は信頼が置けるんですよね。
なるほど、三軒茶屋の方が絶賛する理由がわかりました。
シメにはテンジャンチゲと、もうひとつこんなスープを注文。
この日、会話の中に出てきてえらく盛り上がった……。
ウゴジタン(菜っ葉のスープ)です。
白菜の外葉を軽く干していれることで野菜の甘味が出ます。
韓国ではよく食べられる手軽な家庭料理ですけどね。
地味ながら食べると実に心温まる一品です。
2次会は三軒茶屋に住む方のご自宅へと移動。
これまた話が非常に盛り上がり、夜遅くまで楽しませて頂きました。
楽しい三軒茶屋の夜をありがとうございます! >三軒茶屋の方
店名:オムニ食堂三軒茶屋店
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-36-3三軒茶屋オリンピック103号
電話:03-3410-7749
営業:11:00~翌2:00
定休:なし
<過去の関連日記>
(11月26日)新大久保「オムニ食堂新大久保店」で早朝キムチチゲ。
▲(2006年)
▼(2007年)
(05月26日)新大久保「オムニ食堂新大久保店」でテンジャンチゲ。
2 Responses to 三軒茶屋「オムニ食堂三軒茶屋店」でウゴジタンほか。