訪韓日本人数とレートの関係2014年バージョン。

15020201

 このグラフは昨年1月に作ったものに、昨年の情報を足したものです(クリックで拡大)。

 「日韓関係の悪化で訪韓日本人が減ったというけど、実はレートの影響も大きいのでは」と思って作ったのが始まりでした。もちろんレートの上下だけがすべての要因とは思っていませんが、これだけ一致をすると多少の説得力も出てきそうです。

 もともとの数値を表にするとこんな感じ。

訪韓日本人数 レート(1円当たりのウォン)
2003年 1,802,542 10.3
2004年 2,443,070 10.4
2005年 2,440,139 9.3
2006年 1,948,819 8.2
2007年 2,235,963 7.9
2008年 2,378,102 10.4
2009年 3,053,311 13.6
2010年 3,023,009 13.2
2011年 3,289,051 13.9
2012年 3,518,792 14.1
2013年 2,747,750 11.2
2014年 2,280,434 9.9

 以下のデータを元にしました。昨年も書いたのですが、データの見方、グラフの作り方などで不備があったらご指摘ください。

韓国観光公社統計
http://kto.visitkorea.or.kr/eng/tourismStatics/keyFacts/KoreaMonthlyStatistics/eng/inout/inout.kto
世界経済のネタ帳
http://ecodb.net/exchange/krw_jpy.html

 とはいえ、長年韓国とかかわっていれば数字を見るだけでも思い出すことが多いはず。

 グラフが2003年から始まっているのは観光公社のデータがそこからだからですが、その頃はサーズの影響で旅行業界は大打撃。それが2004~5年にヨン様で盛り上がって、しばし落ち着いたと思ったら、2009年からウォン安バブルで業界騒然。2010年からのK-POPブームが重なって、それが2012年夏の日韓関係悪化で急降下します。

 結局はレートの要因も、それ以外の要因も重なりあっての結果なんでしょうけどね。

 日韓関係で仕事をしていると、「いまは日韓関係が悪いから」と話が進まなくなってしまうことが多々あるのですが、「いえいえレートの問題も大きいんですよ」と切り返してみせるぐらいには使えるグラフじゃないかなと。

 ふむ、と思える人は使ってみてください。

 

→韓食生活のトップページに戻る

→最新記事の一覧を見る



Comments are closed.

 

 
 
previous next