赤羽で12月25日にオープンした「Grille 口福」。
読み方は「グリエくちふく」だそうです。韓国のグルメツアーにもご一緒いただいたご家族がオーナーということで、お呼ばれしてプレオープンに伺ってきました。
赤羽駅から徒歩5分程度と近いですが、飲食店の立ち並ぶエリアでなく、住宅街に1歩踏み入れたような場所。赤羽にこんな雰囲気のイイ店が! とまで書くと偏見かもしれませんが、普段飲んだくれているOK横丁あたりとはだいぶ印象が違います。
自慢とするのは厳選赤身肉と有機野菜。
手前に鎮座しているのはいずれも和牛A5級の肉で、左から内モモ、ランイチ、シンタマの順。写真はプレオープンということでお肉多めになっていますが、本来は肉1に対して野菜2の割合で出てくるのが正しいそうです。肉を100g単位で注文すると自動的に有機野菜もついてくるシステムで、値段は部位にもよりますが、いずれも野菜込みで2000円台に収まっているのは良心的かと。
さすがに肉はどれも美味しかったですが、野菜が甘くて美味しいというのも大きな魅力ですね。種類も豊富で……。
「えーと、この野菜ってなんでしたっけ?」
「なんかカタカナ5文字か、6文字ぐらいだった気が……」
「ロマネスコです(店の人)」
「あー、そうそう!」
と何度聞いても覚えられないトンガリ野菜でひとしきり盛り上がったりも。
ちなみにお肉は和牛だけでなく、オーストラリア産のオリーブ牛(ヒレ、リブロース)や、3種類のチップを選べる燻製肉などもチョイスできます。
さて、料理の流れは前後しますが、肉よりも先にたくさんの野菜料理がまず出ました。
野菜自慢の店とあってサラダ系の料理もいろいろあり、メニューを全部写真に撮ってきたにもかかわらず、それがどれだったか微妙に自信がなかったりするのですが……。
「フルーツトマトのマンチョネカプレーゼ」
ということで合っていますでしょうか。
韓国料理だったらもう少しバシッと同定するのですが、他の国の料理となると途端に心もとないのが情けないところ。
ポテトサラダが2種。
手前がブルーチーズ入りで、奥が生ハム入り。肉だけでなくこうしたタパスメニューがけっこう充実しており、いずれも3~400円台。日替わりとおぼしき黒板メニューには180円のピンチョス3種も載っていました。
そして、さらにたっぷり葉野菜のサラダも登場し……。
ノルウェーサーモンのビネグレット。
パンチェッタのコロッケと、ワインの進む料理が続々登場しました。
ワインもいろいろ揃っていましたが、オーナーさんのお気に入りというニュージーランド産の白には特にこだわりがあるようでしたね。
途中、オープンキッチンに吊り下げられたパンチェッタを激写しつつ……。
真ん中に白ハマグリをあしらったムール貝の白ワイン蒸し。
パンはお店で焼いていました。好みの分量で切り分けてもらえます。
パスタも美味しかったですねぇ。いろいろある中で魚介のトマトソースというチョイスでしたが、ソースに魚介のうま味が溶け込んで濃厚。先ほどのパンも浸しながら夢中で食べました。
最後は韓国好きならどうしても目が行く「口福ハンバーグKOREAN STYLE」。
と聞けば、どうしてもトッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)を連想しますが、あそこまで焼肉っぽさを残した感じではなく、もっとハンバーグ寄りにして甘味をコリアンテイストにしたような印象。韓国好きなオーナーさんの意向もあったのでしょうが、こういうメニューがちらっとでも入っていると……。
「守備範囲かな?」
と思わず吸い寄せられるのがワタクシです。
ともあれ、プレオープンにしてはだいぶ完成度が高く感じられたのは、見切り発車の多い韓国式に慣れているから、というだけではなかったように思います。
またゆっくりお邪魔したいですね。
赤羽に土地縁のある方にはぜひおすすめ。もっと詳しい人なら「いこい支店」のちょっと先、といった説明でハシゴ的な用途も生まれてくるのかもしれません。
店名:Grille 口福(グリエくちふく)
住所:東京都北区赤羽南1-19-7
電話:03-5939-9449
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