出張2日目。
ちょうど紅葉が見ごろだと聞いて、今年ユネスコの世界文化遺産に登録された南漢山城(ナマンサンソン)にやってきました。山城入口から3~40分かけて山道をのぼり、途中バスなども併用して、たどり着いたのが南漢山城行宮。
朝鮮時代の王様が、王宮を離れて臨時に生活したところを行宮(ヘングン)と呼びます。
南漢山城はほかにもたくさんの見どころがあるものの、今回は時間がなかったのでここに絞って足を運んできました。
歴史的な建物と……。
紅葉の対比っていいですよね。
普段は胃袋専門のご馳走を追い求める生活ですが、こうした目のご馳走を楽しむのも素晴らしいこと。おかげさまでいいリフレッシュになりました。
ただ、晴天の土曜日とあって一帯はびっくりするほどの大混雑。
南漢山城全体を車が覆っているのではないかと思うほどの大渋滞に……。
バスを待つ長蛇の列。
これから行く予定のある方は、想像を絶する混雑を覚悟してください。どのくらい混んでいるかと言えば、僕が食事を諦めて帰ってくるほどです。
そのおかげで素晴らしい夕食にありつけましたけれども。
南漢山城からバス3本を乗り継いで向かった知人宅では、こんなご馳走を作って待ってくれていました。家庭料理というにはちょっと本格的すぎますけどね。
せっかくなのでどんな料理か紹介すると……。
・コンバプ(豆ごはん、콩밥)
・タンクッ(祭祀風スープ、탕국)
・ユッポコチュジャンムチム(干し肉のコチュジャン和え、육포고추장무침)
・ケンニプチャンアチ(エゴマの葉漬け、깻잎장아찌)
・チャンジョリム(牛肉の醤油煮、장조림)
・ペチュキムチ(白菜キムチ、배추김치)
・キムチャンアチ(海苔の佃煮、김장아찌)
・セウジャン(エビの醤油漬け、새우장)
・コドゥルペギキムチ(イヌヤクシソウのキムチ、고들빼기김치)
補足をするとタンクッは祭祀のときに捧げるためのスープ。牛肉、昆布、干しダラ、大根を煮込んで薄く醤油で味付けをしたものです。
いずれも素晴らしい味でした。
本日はこれから金浦空港へ向かいツアーの皆様をお迎えします。3泊4日のグルメツアー×2班。11日までしっかりみなさんと楽しんできたいと思います。