去年から今年にかけて韓国全土で大ブレイクし、相当数の日本人観光客も食べたであろうこのスイーツ。全面にきな粉をまぶしたカキ氷を……。
「インジョルミピンス(きな粉餅風カキ氷、인절미빙수)」
と呼びます。
全国展開した大人気店の名前が「雪氷(ソルビン)」なので、これを指して「ソルビン」と呼んじゃうことも多いですけどね。そもそも、お店の表記でもピンス(カキ氷、빙수)をソルビンと呼んでいるため、正しくは「インジョルミソルビン」とも。
すっかり2014年を象徴する料理になったような感もありますが、それが新大久保でも食べられるという話を聞いて足を運んできました。
ちなみにお店の方をご紹介くださったのは、全州(チョンジュ)のスペシャリストであり、最近は大邱(テグ)にも足しげく通っているコチラの方。
直近でも、釜山(プサン)、大邱、晋州(チンジュ)、浦項(ポハン)、機張(キジャン)あたりをぐるっと巡り、なにやらうまそうなものばかりを速報でブログにアップしていらっしゃいました。
そんなご縁があった「雪華(スノークリスタル)」。
韓国式に読めば「ソルファ」でしょうが、「雪華」と書いて「スノークリスタル」と読ませるそうで。大久保通り側からイケメン通りに入ってすぐのあたりです。今年8月下旬にオープンしました。
新しくカフェバーを作るにあたり、韓国で大人気のスイーツを持ってきたということになりますが、業者さんいわく「ソルビンと同じで日本には3台しかないカキ氷マシーン」とやらを導入。持ち味のひとつである、さらさらの食感を再現するとともに、和食器を用いることで日本らしさも演出したそうです。
韓国で流行っているアレが食べられる、ということで喜ぶ人は多いでしょうが……。
同時にコレを食べられる、という部分に魅力を感じる人も多いかも。
こちらは昨年から今年にかけて話題となった蜂蜜トッピングのソフトクリーム。正確には蜂の巣ごと味わう「コムハニー(巣蜜)」と呼ばれるものをトッピングするのですが、これも韓国ファンにとっては嬉しい新ネタですね。
韓国では一時期コムハニーの安全性が問われ(テレビ番組で食用に適さないパラフィン成分を含むのではと指摘された)、急速に人気を落としたのですが、各社が安全性をアピールしたり、蜂蜜以外のメニュー開発をするなど、ソフトクリームブーム自体は縮小しつつも継続しているように思います。
なお、「雪華」で使用しているコムハニーはニュージーランドから直輸入したもの。ソフトクリーム自体もたいへん濃厚で美味しかったです。
お店の雰囲気はこんな感じ。
昼間はスイーツやお茶を楽しみに来る方が多いですが、フードメニューもあって夜はお酒も飲めます。今後はフードの部分をもっと充実させ、ランチ、ディナーにも力を入れていくとのことでした。
ちなみに個人的なヒットはこれ。
韓国モノではないそうなのですが、カジュッタというフルーツの丸ごとジュースです。グラスのサイダーと混ぜて飲みますが、そのままストローを突き刺して飲んでもよいとか。
なんていうか、むき出しの丸ごと感がいいですね。
店頭販売にも対応。
グレープフルーツが基本のようですが……。
気に入ったので後日、また行ってオレンジも試してみました。
どちらかというとオレンジが好きかな。
ビジュアルが楽しくてついオレンジから直接飲んでしまいますが、飲み過ぎるとサイダーと混ぜたときに薄くなるのが難。適当で我慢して、ミックスするのがよいようです。
店名:雪華(スノークリスタル)
住所:東京都新宿区大久保1-15-11
電話:03-6273-9454
営業:11:00~24:00(カキ氷は19時まで)
定休:なし