食卓に花が咲いたかのような美しいサラダ。
っていうか、本当に花が入っているんですけどね。
師匠が作るサラダによく登場するナスタチウムの花です。
ワサビのようなピリッとした刺激を持つのが特徴。
色合いだけでなく、味の面でも印象の強い花でした。
ほかにも水菜、サンチュ、ルッコラなどが入る個性的なサラダには、
柚子酢とゴマ油をふりかけて食べるのが師匠宅の定番です。
この日は師匠宅に集まってもろもろの打ち合わせでした。
必要な話し合いがすべて終わっての幸せな夕食です。
こちらは春キャベツと牛肉を使ったトッポッキ(餅炒め)。
味付けは醤油ベースで唐辛子を入れないタイプ。
某有名韓国料理店の特製焼肉ソースで味をつけていました。
写真からはわかりにくいですが、牛肉もたっぷり入っているので、
トッポッキというより餅の多いプルコギ(焼肉)風でもありますね。
そしてこの特製焼肉ソースが後で別の力を発揮します。
本日のメインディッシュは師匠得意のピジチゲでした。
ピジとは韓国語でオカラのこと。直訳すればオカラの鍋です。
豚軟骨を大根と一緒に長時間じっくり煮込んでスープを取り、
食べる直前にオカラを投入して混ぜ合わせます。
大根は通常の大根ではなく、切り干し大根を使っておられました。
通常の大根とはまた違う、甘味が出てくるのだとか。
1日煮込んだという話でしたが、とにかく旨味の濃いスープ。
ごく薄味に仕上げ、薬味醤油で味を調えるようにとのことでしたが、
そのまま食べても充分すぎるほど美味しいスープです。
ごはんにはジャガイモを混ぜて炊き込んだカムジャパプ。
師匠宅のごはんには、いつも何かが混ぜられています。
時によって豆モヤシだったり、雑穀類だったり。
奥にちらっと見える、薬味醤油をちょっとかけるとより美味です。
飲んだ後にこのカムジャパプがたまらなくうまいのですが、
この日はパンチャン(副菜)類が豪華だったので、さらにアレンジ。
豆モヤシのナムル、エゴマの葉の醤油漬け、細ネギのキムチ、
スルメのキムチ、韓国海苔、松の実などを乗せて即席のビビンバに。
ゴマ油をかけてかき混ぜるだけで、至福の美味を味わえます。
これらの副菜類がさりげなく食卓に並んでいるのがすごいですよね。
即席にしてはかなりレベルの高い味わいのビビンバになりました。
それだけではあきたらず、トッポッキの残り汁にもごはんを投入。
器から小さな鍋に移して少し日にかけ、生卵を入れてかき混ぜます。
もうこれでもかというくらい、こってり濃厚な味わい。
それまでにおなかがはじけそうなくらい食べていたのですが、
無我夢中でスプーンが伸びるというくらいの状態でした。
いつ食べても師匠の料理は本当に美味しいのですが、
実はそんな幸せなごはんを、この翌々日にも頂いてしまいました。
師匠宅でのごはんシリーズ。しばらく後に再度登場予定です。
<過去の関連日記>
(03月11日)師匠宅でタラのチゲとジャガイモごはん。
(03月22日)師匠宅にてチャジャンミョンほか。
(06月21日)師匠宅で手作りポトフほか豪華夕食。
(07月09日)師匠宅にて大阪風粉モノ三昧。
(07月26日)師匠宅にて夏の韓国ごはん。
(08月21日)師匠宅にてハモ皮とキュウリの酢の物。
(11月05日)師匠宅にて昼食&夕食&PC復旧作業。
(11月10日)師匠宅にてパスタ&グラタン&サラダ他。
(11月23日)師匠宅にて訪韓準備関係者会議。
(12月02日)師匠宅にてマンドゥクク&トッポッキ。
▲(2006年)
▼(2007年)
(03月06日)師匠宅にてカルビチム&カムジャタン。
(03月20日)師匠宅にてコムタン&イカ入りトッポッキ。
3 Responses to 師匠宅にてピジチゲ&春キャベツのトッポッキ。