昨日、韓国出張から戻ってきました。
4月30日から、5月7日までの7泊8日。
今回は忠清道、慶尚道エリアを中心に巡り……。
ソウル→堤川→丹陽→栄州→安東→機張→大田→城南→ソウル
という感じの移動でした。
機張を除けば、ほぼ内陸の食事でしたね。
美味しい山菜やキノコをたくさん食べました。
そんな報告もまたさせていただきますが、
まずは帰国報告がてらに小ネタをひとつ。
冒頭の写真、左下の素材に注目してください。
港町の機張で出た副菜ですが、これ、なんだかわかります?
僕も市場では見かけつつ、実際に食べたのは初めて。
これがなんと、
「アメフラシ(군소)!」
なんです。
また別のときに巨済島で撮ったものですが、
市場で売られているときはこんな感じ。
なんというか、消し炭みたいな見た目ですよね。
食べるもの、という知識は前々からあったものの、
実際に食べるとなると、けっこうな勇気がいりますよね。
ドラクエなんかで、よく戦うビジュアルというか……。
食材としてのイメージがまったくわきません。
まあ、食べてみるとさしたる味がある訳でもなく、
グニグニとした食感を楽しむもの、という感じですか。
長らく噛んでいるうちに、ほのかな苦味が出てくるので、
それがアメフラシの味、ということになります。
真ん中のチョジャン(唐辛子酢味噌、초장)につけたら、
そんな苦味すらも感じないほど、無味な食材です。
これならケブル(ユムシ、개불)のほうがうまいかな。
それでも試してみたい方は、韓国南部の港町へどうぞ。
釜山あたりでも、けっこう出合える食材です。
小ネタのつもりが、なんだか長くなっちゃった。
体勢を整えて、またもろもろの報告を致します。