食に関心の高い方には必須の情報。
いま池袋の「ジュンク堂書店」に行きますと、
「食を哲学する」というフェアが開催されております。
3月末までとのことなので、いますぐにでも池袋に向かい、
お店の2階へと猛ダッシュしていただきたいと思います。
その理由というのも……。
まあ、名誉なことに僕の本が並べられているからですね。
左から2冊目にある……。
『魅力探求!韓国料理』(小学館)
2006年に発売した僕にとっては初めての韓国料理本です。
大売れはしませんでしたが、じわじわと今も売れ続いており、
ありがたくも絶版にならずまだ書店に並んでいます。
今回のフェアは「週刊金曜日」の特集が元になっており、
20人の専門家が選んだ、食にまつわる99冊を取り上げたもの。
僕の本は後ろに写真も見える、阪堂千津子先生にご推薦いただきました。
「日韓交流史がみえてくる」というテーマの1冊です。
いやあ、これはたいへん名誉なことですねぇ。
思わずお店の方から許可をいただいて写真に撮りました。
「すいません著者なんですけど」なんて偉そうに。
その後、嬉しくて舞い上がった訳でもないですが、
フェアで紹介されていた本から8冊ほど購入(散財)。
なにしろ食関連なので、どれもストライクゾーンですからね。
その中の1冊がコチラ、
「魯山人味道」
という本なのですが、パラパラとめくっていて、
なかなかに興味深い記述を発見しました。
「明石鯛に優る朝鮮の鯛」
という項目で、北大路魯山人が韓国の鯛を絶賛しているんですね。
昭和3年に順天、馬山、釜山あたりを周遊した経験から、
「これらの地方で、はからずも非常に美味いたいの刺身をふんだんに食わされた。そのたいの刺身は、自分が今までに味わったことのある明石だいよりは、はるかに――とも言えるほど美味しいたいであった」
と語っているのです。
明石の鯛より美味しいとはけっこうな褒め言葉。
食通、北大路魯山人の評価となればなおさら価値もあります。
文末で、
「順天・馬山あたりのものは実に忘れがたい」
とも書いているので、昨年馬山で撮った市場の写真から、
鯛を撮影したものはないかと探してみたら……。
イシモチを撮ったとおぼしき大群の中に……。
いたぁ~!
まあ、これがすなわち絶品の鯛とも限りませんが、
いつか順天、馬山で天然の鯛を食べてみたいものですね。
魯山人が褒めた順天、馬山の鯛。
喜ばしいことに全文を掲載しているサイトがあったので、
一連のベタ褒め具合をぜひご覧いただければと思います。
青空文庫/明石鯛に優る朝鮮の鯛
http://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/54939_48505.html
でも、できればネットでの閲覧に満足せず、
池袋の「ジュンク堂」書店まで出かけて買ってくださいね。
その際は僕の「魅力探求!韓国料理」とご一緒に!
(リンク貼りましたんで、アマゾンででも!)
また、余談ですが馬山といえばアンコウとフグも有名。
昨年秋の「まんぷくツアー」を思わず反芻しました。
<関連記事>
曙橋「慶美」で醤油にこだわるテジカルビ。
https://www.kansyoku-life.com/2014/03/2530.html
旅行ツアー「韓国南部まんぷく4日間」後記(後編)
https://www.kansyoku-life.com/2013/12/1667.html
出張報告(7)釜山・蔚山・慶尚南道を大移動で訪問。
https://www.kansyoku-life.com/2013/03/1505.html
<既刊著書一覧>
https://www.kansyoku-life.com/2014/02/26/book001/
※商品へのリンクはamazonアソシエイトリンクが使用されています。
One Response to 池袋「ジュンク堂書店」で知った魯山人ベタ褒めの韓国食材。