【韓国の旬メシ167】ハモを韓方スープでしゃぶしゃぶにする、ハモユビキ(하모유비끼)。全羅南道の麗水が有名で、日本語のハモ湯引きがそのまま使われています。5~9月が最盛期。韓方醤油につけるか、生タマネギに載せて。
現地では圧倒的にハモユビキと呼びますが、固有の表現にこだわるのであれば、ハモはケッチャンオ(갯장어)、しゃぶしゃぶはテチムフェ(데침회)と呼びます。ケッチャンオは「犬(のような歯)の長い魚」、テチムフェは「ゆがいた刺身」という意味。日本語が優勢なのは日本に輸出していた名残です。
【#韓国絶品グルメ30選 019】カルグクス(忠清南道舒川郡など)。西海岸沿いの各地域はアサリ、ハマグリなどの貝類が豊富にとれます。これらの地域では魚介をたっぷり入れたカルグクス(手打ちうどん)が名物。写真は隣町の保寧で撮ったもの。干しダラ、エビなども入ってダシの味わいが濃厚でした。
こちらは舒川の馬良浦口で食べたヘムルシャブシャブ(海鮮しゃぶしゃぶ)。ひと通りの魚介をしゃぶしゃぶで食べた後、残ったスープに、同じく地域の名産である海苔を練り込んだカルグクス(手打ちうどん)を投入します。麺をすすると濃厚な魚介ダシのうま味とともに、海苔の香りがふわっと漂います。