1次会の「高麗参鶏湯」を出て、そのまま2次会へ移動。
予定では「グリーン食堂」に移行するつもりだったのですが、
なんと衝撃的なことに、「グリーン食堂」が予告なしの閉店。
2日前に店の前を通ったら、別の店になっていて驚きました。
7月1日に友人の結婚式イベントを大々的に開催したばかりで
これからもよろしくと挨拶をしていただけに思わず呆然。
すでに経営が変わり、19日から「恵美寿」の名で営業が始まっています。
ただ、店で働いている従業員の方はほぼ以前と同じ顔ぶれなので、
居抜きでオーナーが変わり、店名も合わせて変更したということのようです。
メニューもそのまま引き継いでいますし、料理長も以前と同じ。
味についてはこれまでと大差ないのではないかと思います。
ちなみに大久保通りと職安通りの間にある本店も営業を終了。
こちらもいずれ別の店が入るらしいとのことです。
冒頭の写真は、かつて「グリーン食堂」の名物だったポシンタン。
この料理もしっかりと「恵美寿」で引き継いでおりました。
韓国を代表する夏のスタミナ料理で、犬肉を煮込んだ鍋料理です。
細かく言うと1人前ずつ提供される料理をポシンタンと呼び、
鍋スタイルで出てくるものはチョンゴルと区別するのですが、
一般的には広く犬肉料理をすべてポシンタンと呼んでいます。
唐辛子を入れて辛口に仕立て、臭い消しにエゴマの葉をたっぷり。
肉は足の部分とカルビの部分が一般的で、皮ぎしの部分は上級者向け。
この店では比較的食べやすい部分を提供してくれています。
エゴマがきいているので嫌な臭みも感じずに食べられます。
スープはそのまますすり、犬肉は専用のタレにつけて食べます。
タレはエゴマの実、刻みネギ、タデギ(唐辛子ペースト)などを混ぜたもの。
ここに好みで酢とカラシを加えて味を調節します。
すごく美味しい! という料理ではありませんが、
土用のウナギ同様、夏になるとやはり季節ものとして食べたくなる一品。
これで今年の夏も元気に乗り切ることができそうです。
合わせてユッケジャン(牛細切り肉の辛いスープ)も注文。
これはかつて朝鮮時代に犬肉料理を好まない人たちが、
代替料理として牛肉を使うことを思いついて作ったのが由来。
これまた夏のスタミナ料理のひとつという側面を持っています。
サムゲタン、ポシンタン、ユッケジャンという3品揃い踏み。
身も心もスタミナギンギン気分に浸った初夏の夜でした。
なお、「恵美寿」では7月末まで開店セールとして、
生ビールを1杯100円で販売するとのことです。
店名:恵美寿(えびす)
住所:東京都新宿区百人町1-7-16サイトピア和昌1階
電話:03-3207-0350
営業:24時間
定休:なし
<過去の関連日記>
(05月22日)新大久保「グリーン食堂」でカルビタンなど。
(06月10日)新大久保「グリーン食堂」でトドックイ。
(07月01日)新大久保「グリーン食堂」でオリジナル結婚式。
2 Responses to 新大久保「恵美寿」でポシンタン&ユッケジャン。