また、長らく更新を止めてしまいました。
書きたい記事も溜まっているのでなんとか頑張ります。
まずは冒頭の写真。
仕事柄、商品を送っていただくこともあるのですが、
これだけたくさん、いっぺんに来るのは珍しいですね。
徳山物産から出ている、韓国料理関連商品の数々です。
一覧にするとこんな感じ。
たくさんの商品をありがとうございます。
・大阪鶴橋徳山冷麺 水キムチ味(2人前)
・大阪鶴橋徳山ピビン麺(2人前)
・韓流ごはん 韓国ふりかけのり
・韓流ごはん 韓国ふりかけのり(明太子粉末入り)
・韓流ごはん トッポギの餅
・韓流ごはん トックの餅
・韓流ごはん カムジャタンの素
・韓流ごはん プデチゲの素
・韓流ごはん チムタクの素
ただ、さすがにこれだけあると普段の食事では大変。
せっかくなので、近しい方々にお声かけをし、
「徳山物産の商品を試食する会in八田家!」
ということで我が家に来ていただきました。
ご参加いただいた皆様にも大感謝です。
以下、調理写真とそのレポート。
夕方から飲みながら始めたので、まずはつまめるものから。
ということでトッポッキ(餅炒め)から作り始めたのですが、
この商品、ソースはなくて餅だけなんですね。
コチュジャン、砂糖、醤油などを混ぜ合わせて作るとあったので、
ちょうど冷蔵庫にあった、こちらの商品を使いました。
崔さんのヤンニョムこれ一本
http://www.kimchi3.com/product/chomiryo/kore1hon.html
このヤンニョム、市販品の妙にこなれた感じがなく、
唐辛子、ニンニクの薬味感が活きているのがいいですね。
甘さは控えめなので、少々蜂蜜などを足しつつ、水で溶いたら、
あとは野菜炒めの感覚でトッポッキが完成しました。
とはいえこの場合、試食すべきは餅。
「餅どうですか、餅!」
と参加者に一同に問いかけたところ、やはり好評。
徳山物産というのは、もともと餅作りから始まった会社なんですよね。
公式サイトの企業情報をみても、
「1948 ハルモニ(故会長の母)が押車を使い、トックの製造・販売を始める」
というのが沿革の1行目です。
大阪の生野コリアタウンにはいまも伝統餅の店があり、
韓国食材とともに、いろいろな餅を店頭に並べています。
桃谷「徳山商店(洪家餅房)」でピントク。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-743.html
続いて、韓流ごはんシリーズからチムタク(鶏と野菜の蒸し煮)。
タレ、餅、春雨は商品の中に最初から入っており、
鶏モモ肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギを足して作ります。
この手の商品でチムタクは珍しいなぁ、と思いつつ、
食べてみると、これが予想以上に本格的な味で驚きました。
唐辛子のビリビリくる辛さこそありませんが、
こってり甘く、醤油の効いた味わいはまさにチムタク。
この後もいろいろな商品を試食していきましたが、
僕の個人的ないちばんはコレでした。
続いて、プデチゲ(ソーセージやラーメンの鍋)。
濃縮スープとともに、粉末チーズとゴマ油が添付されており、
これを後から入れて、コクと風味を演出する仕掛けです。
具として投入したのは、ランチョンミート、ソーセージ、野菜、
キムチ、インスタントラーメン、餅、それと最後にバター。
今回、どの商品もできるだけ裏面のレシピ通りに作りましたが、
さすがにこれだけ具を入れるとボリュームもありますね。
プデチゲにしては甘めで、刺激が弱いとの指摘もありましたが、
粉末チーズの仕掛けを見ても、おそらくマイルドさを優先した印象。
好きな人は唐辛子、ニンニクを足してもよさそうです。
一方、カムジャタンはもっとボリュームがあってよかったかも。
2人前なので量としては決して少なくはないのですが、
骨がないぶん、あのゴロゴロ感がやっぱり出てこないですね。
レシピ通りでは、ジャガイモ2個と豚バラ肉100gという指定ですが、
スープの量からしても、もっと具を足してもよかったかも。
ただ、スープのほうはこちらも後入れのエゴマ粉とゴマ油が付き、
プデチゲ同様、凝った造りになっているのは好印象でした。
みんなから出てきた感想として、
「カムジャタンかどうかは別として美味しい」
というあたりが韓国ファンの本音ではないですかね。
背骨を手づかみにして、かぶりついて食べるあの豪快な鍋を、
家庭でどう再現するのかは、相変わらず悩ましい部分です。
ふりかけのりは、ただごはんにかけてもなんなので、
裏面のアレンジメニューを参考にサラダに使ってみました。
僕が普段から作っているサラダは、
1、野菜をすべて千切りにしてボールにまとめる
2、ぽん酢をかけまわし、好みのふりかけをかける
3、全体をよく混ぜ合わせる
というもの。
そのふりかけは、ごく普通の市販品であることもあれば、
韓国海苔のふりかけも使うので、これはもう日常的な一品。
あとは冷蔵庫にシラスがあれば加え、ときに削りぶしも足しますね。
ドレッシングは使わず、ごく稀にゴマ油を少量たらすぐらい。
これをボールいっぱいに作ってわさわさっと食べます。
まあ、ダイエットメニューということなんですけどね。
明太子味のほうは、これまた裏面のアレンジを参考に、
ごはんと混ぜ合わせて、おにぎりを作ってみました。
別に狙った訳ではないのですが、いちばん右手前のやつに、
アーモンドの薄切りがペタッと貼りついていました。
明太子味もプレーンのほうも同じなのですが、
このふりかけのりは、アーモンドやクルミ、干しエビ入り。
これが実に効いていて、香ばしさと食感を楽しめます。
手軽さという意味では、この商品がいちばんでした。
韓国式の雑煮で、醤油味の効いた牛スープと餅がセットです。
溶き卵、韓国海苔、刻みネギを加えればできあがり。
簡単なわりに好評でした。朝ごはんとかにもいいかも。
こちらもトッポッキと同じく餅だけの商品。
先ほどスープ入りのトックッ(雑煮)を作ったばかりなので、
裏面のアレンジメニューから餅を載せたピザを採用。
1、ピザ生地にピザ用ソースを塗る
2、ピザ用チーズをまんべんなく載せる
3、餅と好みの具を載せて焼く
といった感じなので、まあピザのトッピングに餅を使っただけ。
餅の食感がいいアクセントにはなっておりましたが、
思ったよりも、もっちり柔らかくはなりませんでしたね。
僕の焼き加減というのも多分に影響しているとは思いますが、
載せる前に、少し水に浸しておいてもよかったかもしれません。
そうすれば焼き時間の短い冷凍ピザでもいけそうですね。
ちょっとしたボリュームアップには使えると思います。
シメは冷麺をふたつ。
ピビン麺のほうは、ちょっと蕎麦っぽい感じの麺と、
ちょっと黒っぽい感じのヤンニョムという異色の見た目。
でも食べると確かにピビンネンミョン(混ぜ冷麺)の味ですね。
麺の印象から、どちらかというとマッククス(冷やし蕎麦)にも近く、
それを意識しても面白いかな、と思いました。
ゴマ油を少量たらして、すりゴマたっぷりでも美味しそう。
逆にスープのある冷麺は、小麦粉オンリーの麺になっており、
こちらは今度、盛岡冷麺に近いような印象でしたね。
この商品、今年からリニューアルされているようで、
スープにコラーゲンとグルコサミンを新しく配合したとか。
パッケージには、
「水キムチ風味のストレートスープ」
とあり、流行へのアンテナも感じられます。
これらをつるつるっと食べて、本日の宴は終了。
なかなかバラエティに富んだ楽しみ方ができたと思います。
商品がさまざまなので、全体の感想をとなると難しいですが、
あえて特筆したいのはパッケージデザインが洗練されてきたこと。
冷麺はまだ伝統的なコリアンのイメージを押し出していますが、
他の韓国ごはんシリーズは明るい色調がよく映えています。
今回、送ってもらう前にもスーパーで見ていたのですが、
キムチ売り場の横で、ずいぶん目立っていたのを覚えています。
裏面のアレンジアイデアもずいぶん充実していましたし、
ピザなんかも、作っていて楽しかったですしね。
公式サイトを見る限り、ほかにもたくさん商品があるようなので、
スーパーで見かけたらまた、いろいろ試してみたいと思います。
最後はオマケとして、個人的に好きな他の商品。
塩気は強いですが、その分ごはんとよく合います。