「萌え~!」
というセリフを、まさか自分の本に向けて発するとは。
かわいらしい女の子が、マッコリとチゲを手にしています。
このビジュアルで、タイトルが、
「韓国料理には、ご用心!」
というのだから、インパクトは絶大であるはず。
思わず手に取って、中身を確かめずにはいられない。
そんな装丁に仕上げて頂いたことに感謝したいと思います。
出版社は三五館、発売日は3月20日(水)ですが、
祝日になっているので、書店に並ぶのは多少前後するかも。
定価は1260円(税込)となっております。
まだ、ネット書店には情報が出ていないようなので、
予約や購入が可能になったら、またお伝えしますね。
そして中身についてですが、まずは……。
・台湾人には、ご用心!
・韓国人には、ご用心!
・インド人には、ご用心!
・中国人には、ご“用心”!
・関西人には、ご用心!
こういったラインナップをご確認ください。
いずれも三五館から発売された本で、
編集部では「ご用心!シリーズ」と呼ばれています。
僕の本は対象が料理なので、内容面で少し異なりますが、
表紙のイメージも含め、一連のシリーズ作品ということです。
ちなみにどの作品も目を通して頂くとわかりますが、
その国の人に対する深い知識と愛情に満ちあふれています。
一般的に「ご用心!」というとマイナスのイメージが先立ちますが、
警戒を促すのではなく、関心を持とうという誘いの意味で使われています。
僕が書いた「韓国料理には、ご用心!」も同じく……。
「日本でも韓国料理は身近な存在になってきた」
「すでに日本の食卓に韓国料理は定着、浸透しつつある」
「だから注意を払って関心を持つべし!」
という意味の用語。
韓国料理を否定的に見る内容ではありません。
実際の章立てはこんな感じになっています。
第1章:新大久保がコリアンタウンになった理由
第2章:「食の韓流」と新定番料理の台頭
第3章:日本で進化するマッコリ
第4章:日本の食卓に浸透する韓国料理
第5章:韓食の世界化と韓食の日本化
新大久保の話題、韓流と連動した新たな韓国料理の話題、
そしてマッコリの話題に、家庭で食べる韓国関連商品の話題。
最後に世界化を進める韓国料理と日本の関係についての話題。
ということからわかると思いますが、フィールドは日本です。
韓流以降、ここ10年ほどの日本における韓国料理事情を、
ギュッとひとまとめに整理した、というのがいちばんの売りです。
まあ、そうやって書くとなにやらご大層な感じですが、
このブログを読んでいる方にとっては、たぶん「韓食日記ダイジェスト」。
一部の引用を除き、テキストはすべて新しく起こしたものではありますが、
どこかで読んだような話が、多数収録されているかと思います。
また、2006年9月から2012年3月にかけて連載した、
アサヒコムのコラムもかなり下地になっています。
アサヒコム「コリアうめーや!!」記事一覧。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1373.html
僕にとってはひとつの集大成といえる本なので、
韓国料理に興味のある方には、ぜひ読んで頂きたいと思います。
あとは、韓国料理に仕事でかかわる人たちにもですね。
メディアの方、飲食店の方、メーカーの方などにとっては、
便利なアンチョコであり、またヒント集にもなっているはず。
いろいろ仕掛けを施しましたので、そのあたりも見どころです。
媒体の方は、ご書評、また読者プレゼントへの提供なども、
準備がありますので、よかったらぜひお声かけください。
当面はこの宣伝、営業を、目一杯頑張りたいと思います。
7 Responses to 新刊『韓国料理には、ご用心!』3月20日発売。