昨年から募集をかけている済州島のグルメツアー。
年度末ということもあってか、反応が鈍いとの連絡がありました。
どうやら最低催行人数にもまだまだということらしいので、
宣伝かたがた、済州島料理の魅力を語りたいと思います。
たぶんみなさん済州島というと……。
「黒豚!」
「アワビ!」
「みかん!」
といったイメージが先に立つのではないでしょうか。
もちろんそれらも代表的な済州島名物に違いありませんが、
それ以外にも、済州島は美味しいものが満載です。
個人的にイチオシしたい済州島名物のひとつが、
冒頭の写真、といってもちょっとわかりにくいですが……。
「カワハギ!」
だったりします。
時計でいうと9時の方向に頭がちらっと見えていますね。
韓国語ではチィチと呼ばれますが、済州島方言ではケクチュリ。
その煮付けなので、ケクチュリジョリムと呼ばれる料理です。
新鮮なカワハギを、済州島では大豆、ニンニクの芽と煮込んでおり、
こうした具の組み合わせも済州島の伝統的な調理法だそうです。
同じ煮付けでもよく見ると違う、というのが島ならではの面白さ。
そしてまたこのカワハギ、肝も旨かったんですよねぇ。
こちらは同じ店で食べたスズメダイのムルフェ。
コチュジャンなどで味付けをした氷水に刺身を浮かべた料理です。
ムルフェというと海沿いの地域ならどこでも食べられますが、
済州島のムルフェがひと味違うのは……。
こいつを使うからですね。
好みが分かれるので、入れない店もあるようですが、
根っからの済州島民であれば絶対に欠かせないとも。
済州島方言でチェピと呼ばれるサンショウの葉(木の芽)。
これが後味として、独特の風味を加えてくれます。
あとはちょっとマイナーなところで済州島に行くと、
ジャガイモの味が甘く、また深みのある味で驚くことがあります。
パンチャン(副菜)のカムジャジョン(ジャガイモチヂミ)が、
やたらと美味しく、箸が止まらなくなったのは個人的にも大きな衝撃。
高山(コサン)カムジャと呼ばれ、北西部の翰京面高山里が産地です。
メイン料理になることは、まずない隠れた済州島名物ですが、
パンチャン、脇役素材として活躍する縁の下の力持ちといえます。
チヂミといえば、合わせるならやはりマッコリ。
日本でもお馴染みの、済州マッコリが土地の酒です。
漢拏山の岩盤水を組み上げて使っているのが何よりの自慢。
新大久保でも飲めますが、現地での味はまたひとしおです。
といったような料理を楽しめるのが済州島の魅力。
興味をそそられる方は、ぜひツアーの詳細ページもご覧ください。
日程は3月23日(土)~26日(火)の3泊4日です。
八田靖史と行く!済州島まるごと食べつくしの旅
http://www.mrt.co.jp/topics20121201.html
なお、いままでの経験から、正直に補足をしておきますと、
料理は詳細に書けば書くほど、まったく同じにはならなかったりします。
カワハギの煮付けは店の看板料理なので大丈夫だと思いますが、
ムルフェなどは、仕入れにもよって使う魚が変わってきます。
ジャガイモのチヂミもパンチャンなので、あったりなかったりかと。
そのあたりを含めた上で、イメージを膨らませて頂ければ幸いです。
なお、タイトルに(1)と入れたので、このネタしばらく続きます。
日程が合わない方は、ぜひお近くの方にもオススメください!
ありがたいことにスッカラクラブ公式ブログでも宣伝して頂きました。
スッカラクラブ公式ブログ
http://blog.livedoor.jp/sukkara_club/
2 Responses to 済州島料理の魅力を語らせてください(1)。