成田「木川工房」でとんいマッコリ&トミメウンタン。

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「1度遊びにおいで!」

といわれていたマッコリの酒造に出かけてきました。
住所は千葉県富里市ですが、最寄りは成田駅でした。
いつも成田空港に行く道のりの、ちょっと手前で下車。
「とんいマッコリ」を造っている「木川工房」に到着します。

国内でマッコリのために酒造免許を取得した例はこれまでもありましたが、
飲食店を兼ねていない、というのはここが初めてではないかなと。
純粋に酒造としてのみ機能しているマッコリ専門の醸造場です。

なので、マッコリの横に並んでいる料理は、

「事前にいってくれればもっと準備したのに!」

という杜氏さんの奥様に急遽ご用意頂いたもの。
醸造場の事務所前に陣取って、試飲をさせて頂いた次第です。
サラダ、ソーセージのジョン(衣焼き)、甘栗などとともに……。

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こんな感じで鍋が出てきたのは感動しましたね。
ストーブの上にあるだけで、より美味しそうに見えるのはなぜでしょう。
酒造にお邪魔して、手料理をふるまって頂いた幸せが、
このビジュアルに集約されているように感じます。

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しかもただのチゲではなく、タイが入ったメウンタン(辛口の海鮮鍋)。
ふわふわと柔らかな身もさることながら、汁がめちゃめちゃうまかったです。
マッコリをぐびぐびやりながら、旨い汁をすする至福を満喫しました。

んー、いま思い返してもたまらない贅沢。

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マッコリを造っている場所はこんな感じ。

高敞甕器(コチャンオンギ)の名で知られる高敞産の甕を用い、
伝統製法にこだわるというのが「とんいマッコリ」の自慢です。
そもそも「とんい」というのも甕という意味だそうですね。

原料にもこだわりがあり、使用している米は千葉県産の多古米100%。

皇室献上米としても使用されたブランド米を使っているのは、
原価はかかっても、いいものを造るのが杜氏さんのポリシーとか。

ちなみに杜氏さんのご出身は群山(生まれは済州島)で、
マッコリの製法は、地元で名人といわれたお母様から習ったもの。
教えてもらった製法そのままに造るのを心がけているそうです。

韓国の伝統技術と、日本のブランド米が融合したマッコリ。

それをフレッシュな生の状態で気軽に飲めるというのは、
いやはやいい時代になったなぁ、としみじみ思います。

免許の取得が昨年6月ということなので、まだ知名度は低く、
お店で見かける頻度も少ないですが、これから伸びて欲しいですね。

飲みごたえのある濃さと、適度な発泡感、そして控えめな甘味。
加えて発酵が進んだときの、ほのかな酸味を楽しめる方には特におすすめ。
もちろん、通常の出荷では酸味のないフレッシュな状態ですが、
この日、試飲させて頂いたものが、ちょうど酸味の出始めでいい感じでした。

1本1200円(1リットル)とややお高めですが、
公式HPから直接メールで購入もできます。

店名:木川工房
住所:千葉県富里市日吉台3-24-2
電話:0476-85-8708
http://makkoli.biz/ 



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