韓国では出産後の母親にミヨックク(ワカメスープ)を食べさせます。
ワカメにはカルシウム、カリウム、ヨウ素といったミネラルが豊富に含まれ、
産後の回復に最適である、むしろ必須である、というのが理由です。
病院でもミヨッククが出ますし、自宅に戻ってきてからもミヨックク。
朝、昼、晩に、数度の間食として、ひたすらミヨッククを食べ続け、
それが3ヶ月間は続くというのが、韓国での常識です。
そんな背景から、僕に子どもができたと聞くと、
「八田くん、毎日ミヨックク作らなきゃ!」
「そうだ、韓国からいいワカメを取り寄せて送ろう!」
「そもそもワカメというのはだね……」
という話があちこちから。
家に3ヶ月分のワカメが届いても、さすがに使い切れないので、
気持ちだけありがたく頂き、丁重にお断りさせて頂きました。
とはいえ、まったく作らないのもなんだなと思っていたところ、
韓国の母と慕う、浅草&東上野「四季の里」のママさんから……。
「ミヨックク作ったげるから来なさい!」
というお言葉が。
このブログを古くから見ている人ならご存知でしょうが、
「四季の里」のママさんが作るミヨッククは特別うまいんですよね。
韓国からの留学生が、母の味を思い出して涙を流すレベル(実話)。
常連客になって、かつ誕生日に行くと特別に作って頂ける料理です。
それなら行かねば、ということになったのですが、
そこで問題となったのが、お店で作ったミヨッククをどう持ち帰るか。
「入れ物は自分で持ってきなさいね」
ということだったので、適当な容器を探したのですが、
こういった場合、韓国のお母さんが用意するのは例外なく大量です。
果たして、どのぐらいの容器を持っていけばよいのか……。
せっかくなので、みなさんも一緒にお考えください。
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<韓国理解度テスト>
最近、子どもが生まれたあなたに韓国料理店のママさんが、
「ミヨッククを作ってあげるから容器を持ってきなさい」といいました。
どのぐらいのサイズの容器を持っていけばよいでしょう。
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正解はこの下。
自分なりの答えを、頭の中に思い浮かべてから、
正解が出てくるまで画面をスクロールさせてください。
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はい、正解はこのぐらい。
念のため書いておきますが、黒いのはすべてワカメです。
目安としてiPhoneを置いてみましたが、想像つきますかね。
僕が持っていったタッパーは4.5リットル入りでしたが、
見ての通り、まるで足りていません。フタを閉めるとか論外です。
せっかくなので重さを計ってみましたが、8キロありました。
たぶん倍量のタッパーを持っていったとしても入らないので、
10リットル以上の容器を持っていくというのが正解です。
鍋にもまだ余っていて、入るならもっと入れてくれたはずですし。
韓国理解度の目安としてはこんな感じでどうですかね。
<10リットル以上>
→韓国人、または韓国を非常によく理解している
<5リットル以上、10リットル未満>
→韓国をそこそこ理解している
<5リットル未満>
→八田氏レベル。まだまだ修行が必要
みなさんの韓国理解度はいかがだったでしょうか。
僕自身はもっと、韓国を知らねばならぬと反省しました。
ていうか、コリアン・フード・コラムニスト失格ですね。
おかげさまで貴重な体験をさせて頂きました。
ちなみにお店はコチラ。
タットリタン(鶏と野菜の辛い鍋)や、タッペクスク(丸鶏の水炊き)、
ヤンニョムチキン(辛口フライドチキン)などがおすすめの店です。
店名:四季の里
住所:東京都台東区花川戸1-2-7コーポ早川1階
電話:03-3842-9229
営業:11:00~14:30、17:00~23:00
定休:月曜日
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1278.html
店名:四季の里2号店
住所:東京都台東区東上野2-15-6
電話:03-3837-0399
営業:11:00~15:00、17:00~23:00
定休:月曜日
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1328.html
そして、直近のお知らせも一緒に掲載します。
2月18日(土)に開催する韓食ナラのスピンオフ企画、
第2回「マッコリの会」の詳細がようやく固まってきました。
料理を作らず、いろいろなマッコリを集めてわいわい、
というのがこの会の基本ですが、そこに今回は……。
「フレーバー系マッコリの逆襲!」
というテーマを設定したいと思います。
まあ、「逆襲」というのは僕の勝手な感覚なのですが、
2012年のマッコリ市場は、フレーバー系が話題の中心にあるかなと。
もともと、マッコリブームは黒豆のヒットが大きかったこともあり、
フレーバー系の活躍が下地となって、作られてきた経緯があります。
最近は生マッコリの普及にも押されて、やや印象が薄かったのですが、
昨年あたりから市場が広がって、また新たな魅力が出てきました。
大手メーカーの商品から、日本酒の酒造が地域性を活かしたものまで、
いろいろ集めて、フレーバー系の可能性を再発見するのが狙いです。
「マッコリ好きが飲んでうまいフレーバーはこれだ!」
というような、感じになったらいいなぁと。
とはいえ、基本的にはゆるい感じで進行していきますので、
気軽に飲んだくれる気持ちでお越し頂ければと思います。
なお、スピンオフなので、韓食ナラ定番のお土産はありませんが、
景品の当たる抽選会か、それに類するイベントを計画中です。
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★第2回「マッコリの会」
~八田・本田の楽しい韓食ナラ スピンオフ企画~
■日時:2012年2月18日(土)15時~17時 受付:14時45分
■場所:イドンカルビ
■会費:4000円
■主催:ケーテレコム株式会社
【会場】
店名:イドンカルビ
住所:東京都新宿区新宿5-12-2
電話:03-3351-2057
最寄:新宿3丁目駅、東新宿駅より徒歩5分
http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13035516/
【参加申込み】
参加される方の住所・氏名・電話番号・メールアドレスまたは
ファックス番号を下記にメールしていただくか、お電話ください。
Mail: krisk1@k-telecom.co.jp
TEL : 03-6435-0899
参加費は下記口座まで事前にお振り込みください。
当日受付でのお支払いも可能ですが、参加応募多数の場合は
事前振込みをさせて頂いた方を、優先させていただきますので
あらかじめご了承下さい。
三菱東京UFJ銀行 目黒支店
普通 3819031 口座名:ケーテレコム (カ)
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そして、もうひとつ。
大阪から魅力的なイベントのお知らせが届きました。
お世話になっているお店のママさんが、ご自身の出身地である、
済州島の食材を集め、「済州島料理を食べる会」を催すとのこと。
ちなみに、コチラのお店なのですが……。
桃谷(大阪)「どゃ」でテジカルビ&済州島料理。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1225.html
asahi.com/コリアうめーや!!(済州島のテールスープ)
http://www.asahi.com/international/korea/TKY201110310201.html
レギュラーメニューにも済州島料理が並んでいるお店。
そこからさらに特別なイベントということですから、
おそらく珍しいものが食べられるのではないかと思います。
時期的なこともあり、僕は大阪まで飛んで行けないので、
近くにお住まいの方は、かわりに楽しんでください。
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<済州島を食べる>
日程:2012年2月25日(土)19時~
場所:どゃ
会費:5000円
備考:レアなマッコリ、焼酎等は飲み放題
<申し込み>
17時以降、お店に直接ご連絡ください。
<会場>
店名:どゃ
住所:大阪府大阪市生野区勝山南2-8-7
電話:06-7890-9100
営業:17:00~23:00
定休:火曜日
http://doya-tejikarubi.com/
※詳細についてはお店にご確認ください。
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というところでお知らせも以上。
いつもだったらお知らせはお知らせで分割するのですが、
なかなかブログを書く時間が取れないので苦肉の策。
生活が落ち着いてくるまで、もうしばらくご容赦ください。
11 Responses to ミヨッククで韓国理解度テスト&お知らせ。