旅行ツアー「全羅南道まんぷく4日間」後記(前編)

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今年の正月は帰省もせず自宅でゴロゴロ。
どこへ行くでもない気楽な寝正月を堪能しました。

とはいいつつも半分は仕事に追われた年末年始であり、
どこが仕事納めで、どこが仕事始めかも微妙でしたけどね。
ブログのほうも年明けの恒例行事は果たしたものの、
その後、いきなり3日もサボってしまう体たらくです。

「1年の計は元旦にアリ!」
「今年はブログも毎日更新するぞ!」
「仕事もバリバリやるぞ!」

と景気のいい話でも書きたいところですが、
たぶん今年の上旬は史上最大に忙しい日々となります。
その理由などはまたおいおい報告させて頂きますが、
ともかくも当面は温かい目でお付き合い頂ければ幸いです。

などという言い訳を経て。

冒頭の写真は昨年11月のツアーで撮ったもの。
ありがたいことにバスの正面に掲げられておりました。
三進トラベルサービスの韓国ツアーはこれで3度目。
秋の恒例にして頂いて、なんともありがたい限りです。

しかも、今回は20名を超える大所帯。

賑やかにわいわいと全羅南道が誇る名物料理を、
胃袋がはちきれんばかりに食べ歩いて参りました。
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。

ずいぶん遅くなりましたが一応の報告をさせて頂きます。

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初日、金浦空港からバスに乗って向かったのは、
はるか南の全羅南道霊光郡の法聖浦という港でした。
霊光の法聖浦といえば全国に名だたるクルビの名産地。
霊光クルビの名前でも呼ばれるイシモチの干物です。

高級なものはデパートの贈答品売場に置かれ、
1尾10万ウォンの値がつくことすらある高級魚。

それを本場でドーンと景気よく韓定食スタイルで、
たっぷり味わおうというのが初日夜の食事でした。

イシモチ関連だけでもいろいろな料理があり、

・クルビグイ(イシモチの干物)
・チャリンコビ(3ヶ月間干した伝統方式の干物)
・クルビジョン(クルビの衣焼き)
・クルビメウンタン(クルビの辛い鍋)
・コチュジャングルビ(クルビのコチュジャン漬け)

といった感じ。

そこに加えて、刺身やイシモチ以外の干物があったり、
カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)があったり。
初日からずいぶんと豪華な食卓になりました。

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食事を終えた後は、霊光から木浦まで移動して宿泊。
翌日の朝食は木浦名物のヨンポタン(テナガダコのスープ)です。
写真ではカットされた状態ですが、丸ごとのテナガダコが入って、
店員さんがハサミで食べやすい大きさに切ってくれます。

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食後は儒達山から木浦市内を眺め……。

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羅州映像テーマパークにも立ち寄り……。

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そのまま移動して光州に到着して昼食。
光州駅前のオリタン(アヒル鍋)通りに繰り出しました。

1羽丸ごと入ったアヒルのボリュームもさることながら、
エゴマの粉がたっぷり入ったどろどろのスープが美味です。
そして食べながらどんどん投入していくセリの香りも秀逸。
これらを味わいながら……。

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昼から地元産のマッコリもいっちゃいましょうね。

今回のツアー、僕も行くまで知らなかったのですが、
ほぼ毎食のようにマッコリがついておりました。
マッコリの置いてない店は、スタッフが買いに走ったりも。
おかげで各地の地マッコリを楽しむことができましたね。

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午後は潭陽で伝統的な庭園の瀟灑園を見学し、
順天の楽安邑城という朝鮮時代の民俗村にも行きました。
写真は楽安邑城を一望する位置からの写真ですが、
ちょうど夕焼けが当たって、それはそれは見事でしたね。

終わりかけの紅葉と、夕焼け色の藁葺屋根とが、
ちょうど同じような色合いに溶け込んでおりました。

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ゆったり民俗邑を歩いた後は、そのまま順天で夕食。
食事のメインはチュクミボックム(イイダコ炒め)でしたが……。

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郷土料理としてはむしろこちらを目指しました。
順天名物のチャントゥンオタン(ムツゴロウのスープ)です。
日本ではムツゴロウというと有明海の干潟が有名ですが、
順天もまたラムサール条約に登録される干潟の町なんですね。

ただ、残念なことにムツゴロウのスープといいつつも、
このスープの中で、その姿を探せる訳ではありません。

チュオタン(ドジョウ汁)のようにすりつぶした状態で入っているので、
旨味というか、エキスというかを、味噌仕立ての中で感じるのみ。
よく煮込まれた大根の葉だけがスープの中からは出てきます。

といった感じで2日目も終了。

このまま後編に続くということになりますが、
その後編がまたいつまでもアップされないのは嫌ですね。
なんとか明日には書けるよう頑張りたいと思います。

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