1階はごく普通のラーメン店。
つけめんを専門としている「さいたま屋」です。
しかし、その一方でどうしたことか韓国料理店でもあり、
2階の冷蔵庫には希少なマッコリがぎっしりです。
昼はラーメン店で、夜は居酒屋という話は聞きますが、
韓国料理店がそこに絡んだケースはたぶん初めてでしょう。
しかも、昼夜通して1階はラーメン店として営業しつつ、
予約があったときのみ、2階で韓国料理を出すというスタイル。
なんとも不思議なコラボがあったものです。
ちなみに経営元は本郷三丁目の「炙りbar」と同じ。
先日、東京マッコリの会が開催されたお店です。
僕は参加できませんでしたが、ソウルマッコリの会もありましたね。
そういう関係を考えると、マッコリが豊富なのも頷けるところ。
せっかくなので希少銘柄を中心に飲んできました。
こちらは発売になったばかりの「富家生マッコリ」。
「冬のソナタマッコリ」を発売して話題になった、
ゴレスジャパンという会社が酒造免許を取って開発しました。
・韓さん生マッコリ
・周王山マッコリ
に続く、日本で免許を取得して造ったマッコリ第3号です。
手続きの煩雑さから、そうそう増えないだろうと思っていましたが、
もしかすると、動いている会社はほかにもあるかもですね。
岐阜県の大坪酒造店が造る「虎ドンドンジュ」。
「虎マッコリ」の姉妹商品ですが、醸造元が違います。
ドライな口当たりと、強烈な発泡感は同じ。
後ろにさりげなく「虎マッコリ」も見えています。
虎からウサギへのバトンタッチ。
僕が今年送った年賀状の絵柄がこれでした。
茨城県の吉久保酒造で造っている「ウサギのダンス」。
すっきりした発泡感と、やや強めの甘さが持ち味です。
味わいが軽いので、女性受けする銘柄ですね。
こんな感じにマッコリをぐいぐい飲みつつも……。
出てくる料理が、微妙にラーメン寄りなのが面白いところ。
中華寄りではなく、あくまでもラーメン寄りなのがポイントです。
キムチの盛り合わせは、カブ、メンマ、カリフラワーの3種。
もちろん日によってラインナップは変わるのでしょうが、
この顔ぶれに、キムチ味のメンマがあるのはかなり独特です。
奥のカリフラワーも、キムチマヨネーズ和えという感じ。
チャーシューにもキムチがトッピングされていますし……。
チャプチェ(春雨炒め)はラーメンの醤油ダレで調味。
ゴマ油の奥に、醤油ラーメンのような風味を感じます。
サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)は宮崎県産のきなこ豚を使用。
変化球的な料理だけでなく、
センマイ刺し。
レバ刺し。
といった感じにストレートなメニューもあります。
韓国料理と、ラーメン要素を含んだ創作系の韓国料理と……。
そして、ラーメン店の定番料理。
それをいっぺんに楽しめるお店ですね。
餃子と……。
麻婆豆腐を食べてこの日は終了。
終電ギリギリになってしまったので解散しましたが、
よく考えると、肝心のラーメンを食べていませんでした。
飲んだ後に食べる、シメのラーメンも同じ店で解決できるという、
いちばんの売りを、いずれまた体験せねばなりません。
なお、こちらのお店は完全予約制。
※2011.4.29追記
システムが変わって予約なしでも、
韓国料理メニューを食べられるようになったそうです。
予約があったときのみ営業するスタイルです。
2階もテーブル2卓とさほど広くはないので、
隠れ家的な宴会として使ってみるのもいいかもしれません。
店名:韓国食堂withさいたま屋
住所:東京都千代田区内神田3-8-6
電話:03-5256-2530
営業:11:00~24:00
定休:なし
5 Responses to 神田「韓国食堂withさいたま屋」でラーメン系韓国料理。