いろいろな人を、いろいろな韓国料理店に案内しますが、
この人をどこに案内しようか本当に悩む、という方がいます。
もうずいぶんの店を紹介していたり、好みが限定されていたり、
個室限定だったり、飲むお酒にこだわりがあったり。
まあ、その理由もいろいろですけどね。
この日、ご一緒した方は、上記のいくつかに当てはまり、
かつ、飲食にかかわる仕事をしているという「プロ」の方でした。
それはもう、どこを紹介しようか真剣に悩むというものです。
いくつか選択肢を用意したうえで、出た結論がコチラ。
すっかりご無沙汰していて、ブログを見る限り2年半ぶり?
ミニトマトのキムチに思わず懐かしさがこみ上げました。
イベリコ豚のサムギョプサルが食べられるということで、
一時期、かなりのハイペースで通っていたお店です。
しばらく行かない間に、豚肉の種類がさらに増えていました。
上の写真は、梅山豚(メイシャントン)のサムギョプサル。
不勉強で僕は梅山豚を知らなかったのですが、
同行したプロの方が……。
「これ、これこそ幻の豚ですよ!」
「中国原産の豚で国内では極端に生産数が少なくて!」
「しかも同業種の飲食店には絶対出さないんですよね!」
「だから韓国料理店で出せるのはここだけですよ!」
とそのすごさを全部解説してくれました。
その興奮具合を見て、
「やっぱりココでよかった!」
と思いましたね。
詳しい情報については下記のページをご参照ください。
ほかにもハンガリーで国宝に指定されているという、
マンガリッツァ豚のサムギョプサルが加わっていました。
スペインのイベリコ豚のほか、国産の豚も揃っているので、
サムギョプサルの世界一周ができそうな勢いですね。
梅山豚はブロックの状態で表面を軽く炙った後、
包丁で食べやすい大きさにカット。
改めて、中まで火を通し……。
4種類のソースで味わいます。
もちろんサンチュなどの葉野菜で食べてもOK。
ただ、豚がいいのでシンプルな塩がいちばんよかったですね。
久しぶりに豚を食べて黙る、という体験をしました。
いやあ、すごい。
興奮のあまり、こちらも久しぶりの虎退治。
2軒目だったので、料理は控えめな注文でしたが、
創作系から、面白そうなものをチョイス。
上の写真はマッコリを使ったアサリの酒蒸し。
マッコリを料理に使う試みは、今後増えていきそうですね。
以前からのお気に入り、チャンジャ海苔巻き。
チャンジャを海苔巻きに加える工夫はよくありますが、
雑穀飯との相性を教えてくれたのはこの店でした。
普通のごはんよりも圧倒的に好みです。
それはもうマッコリも進むというものですよ。
虎を1匹しとめたところで、東京マッコリに変更。
辛口路線でキリッと仕上げました。
と、そこでお店からサービスを頂いてしまったり。
デザートのプレートが1皿……。
2皿。
3皿。
3人で行ったので、ひとり1皿。
韓国料理店でこれだけデザートを頑張る店は少ないですね。
お店の社長さんに感謝です。
頂いておいて贅沢な話ですが、欲をいえばこのデザートに、
韓国的な要素を少しでも加わっていたらとも思ったり。
韓国料理店におけるデザートは限りなく未発達な分野。
「Teji Tokyo」のようなお店に可能性を開拓して頂ければ、
韓国料理の世界もさらに広がるのではと思いました。
けっこうな久しぶりでしたが、やっぱりいいお店。
ハンガリーの豚も含め、新しいメニューが増えていたので、
また近いうちに足を運んでみたいところです。
店名:Teji Tokyo本店
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-21-3第6本間ビル1階
電話:03-3207-5506
営業:18:00~24:00(月~木、第1土曜日、日)、18:00~翌5:00(金、土)
定休:なし
http://www.teji-tokyo.com
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