「御徒町で韓国語教室を開きます!」
という連絡を知り合いの先生から頂きました。
オープンに先立って、告祀(コサ)を行うとの話でしたので、
早速、見学がてらお邪魔してきた次第です。
冒頭の写真が、その告祀を行っているところ。
告祀は引っ越しや、事業を始めるときなどに行う儀式で、
商売繁盛や、厄除けといった意味合いがあります。
豚の頭が必須として飾られるのは豚が富の象徴であるから。
また、豚の左にパッシルトク(アズキ餅)が見えますが、
こちらはアズキが魔除けの役割を担っているからです。
韓国で冬至の日にアズキ粥を食べるのと同じ理由ですね。
神様に場所と事業の内容などを伝え……。
それを書いた紙を燃やします。
きれいに灰になったら、願いが天に届いたということ。
参加者は富の象徴である豚にお辞儀をして、
事業の成功と、そして自分自身の繁栄も祈ります。
持参したお祝い金は、豚の口にはさんだり、
または鼻の穴、耳の穴にも突っ込んでいきます。
ひと通りの儀式が終わったら、後はみんなで宴会。
マッコリを飲み、伝統餅を食べて賑やかに楽しみます。
なお、この「ハニ韓国語教室」は本日からオープン。
JRの御徒町駅から徒歩2分という便利な場所にありますので、
興味のある方は、下記のホームページをご覧ください。
ハニ韓国語教室
http://www.haneekankokugo.com/
余談ですが、教室名の「ハニ」はカタカナです。
漢字の「八二」にも見えますが、それもあながち間違いではなし。
教室の電話番号が「8282」だから「ハニ」としたそうです。
韓国では語呂合わせで「パルリパルリ(速く速く)」と読むため、
速く上達する、なんて意味も込められているみたいですね。
2 Responses to 御徒町「ハニ韓国語教室」で告祀の儀式と伝統餅。