ケブルについての考察。

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無事、大阪から戻ってきました。
ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございます。

また26日から1泊2日で大阪に行き、
今度は梅田のハービスホールで語らせて頂きます。
お相手は同じく、ライターのあんそらさんです。
関西方面でお時間ある方は、ぜひお立ち寄りください。

さて、冒頭の写真はケブル。

先の記事でもお伝えした通り、本日の朝、
日本テレビ系列の『TheサンデーNEXT』にちらっと出演しました。
そのとき僕が食べていたのが、こちらの生き物です。

日本語ではユムシと呼ばれ、全国の干潟に生息するのですが、
釣りエサとして利用されるぐらいで、あまり食用にはしませんね。
北海道の一部では高級珍味として食べるところもあるようです。

太いミミズのような見た目で、インパクトもなかなかですが、
韓国ではごく普通の食材として流通しており、刺身で食べます。

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細切りにするとこんな感じ。

ケブルだけを単品で注文することもできますが、
刺身や魚介料理の副菜として出てきたり……。

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刺身盛り合わせの中に入っていることも多いです。

見た目のインパクトに比して、味のほうはけっこう控えめ。
人によっては貝に似ているとも表現しますけどね。
ナマコに例える人もいますが、食感はもう少し柔らかです。

コリコリとした食感を楽しんでいるうちに、中のほうから、
うっすらと甘味が染み出てくる、といった感じ。

好きな人は好きですが、まあ珍味に属する食材ですね。
見た目からしてダメという人も少なくありません。

ってか、僕もしばらく前までは敬遠しておりました。
放送を見た方の中で、僕と付き合いの長い方は、

「八田くん、ケブル嫌いじゃなかったっけ?」

という方もいたのでは。
もうずいぶん前の記事になりますが……。

プサンナビ/K・F・Cの巨済島を食べ尽くそう
http://www.pusannavi.com/special/5000746

「おいらケブル、大っっっっっっ嫌い」

なんてことを書いていたりもしますね。

その後、克服して食べられるようにはなりましたが、
好んで食べるようになったのは、本当に最近だったりします。
韓国で大のケブル好き、という人に会ったのがきっかけですが、
その人曰く、

「ケブルはワサビ醤油で味わうべし!」

とのこと。

韓国では一般的に、チョジャン(酢を加えたコチュジャンダレ)か、
または塩を入れたゴマ油につけて食べることが多いです。
もちろんワサビ醤油で食べることもありますが、

「重要なのはケブルをワサビ醤油に浸し、しばし置くこと!」
「すると次の瞬間、ケブルがきゅーっと縮んで、身が硬くなる!」
「この過程を経ることで、食感がよくなり甘味も増すのだ!」

というのがケブルマスターの理論。

確かにケブルのコリコリ感が増し、より多く噛むことで、
内側に潜んでいた甘味を、深く感じられるようになるようです。

そもそもケブルの甘味はほんとうにうっすらなので、
チョジャンやゴマ油につけると、その味に負けてしまいますしね。
甘味を引き出すために醤油、というのは納得がいきますし、
素材の味を楽しめるという意味でも、日本人の好みに合うようです。

そんなマスターの導きがあって、僕はケブルが大好きに。
ぜひ機会がありましたら、みなさんも試してみてください。

ちなみに番組で紹介されたケブルを食べられる店はコチラ。

店名:海家別館
住所:東京都新宿区大久保1-17-3昌美ガーデンハイム1階C
電話:03-3202-1013
営業:11:00~翌5:00(月~土)、11:00~翌1:00(日、祝)
定休:なし
http://www.taiyoshouji.com

新大久保「海家別館」で貝三昧の2次会。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1204.html

ケブル以外にも、たくさんの魚介料理を味わえる専門店。
活貝の網焼きをはじめ、海鮮ポッサム、メセンイ(海藻)のチヂミ、
独自に輸入している桑マッコリなどもお店の自慢です。



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