「目黒雅叙園」で開催された出版記念パーティに、
ご招待頂いたので、足を運んできました。
はるか遠くからの写真で恐縮ですが、
中央で挨拶をしている韓服を着た方が著者の先生。
会場には先生の友人、知人らが日本全国から集まっており、
それはそれは盛大な会になっておりました。
出来上がったのはこんな本。
書名:大切な人のために作る韓国料理 万能エキスでオンマごはん
著者:趙善玉
定価:1,470円
発行:シンコーミュージック・エンタテイメント
趙善玉先生は日本で料理研究家として活躍しており、
恵比寿で「趙善玉料理研究院」を主宰しておられます。
趙善玉料理研究院
http://www.cho-sunok.com/
また、恵比寿の研究院は料理教室であるとともに、
1階は「パラム」という餅カフェとして営業しています。
趙善玉料理研究院(餅カフェパラム)
http://www.cho-sunok.com/pram.html
asahi.com/韓国菓子
http://www.asahi.com/international/korea/TKY200910300221.html
僕が最初に先生と知り合ったのは「パラム」の取材でしたが、
その後、親しくさせて頂き、ソウルで一緒に食事をしたりも。
ちなみにこの本の版元はシンコーミュージックですが、
ご存じ、『珠玉のマッコリ 徹底ガイド』を作った会社です。
もちろん両方の本を担当した編集者さんも一緒。
というか、マッコリ本が出来上がる頃、
「韓国料理と美容を絡めた本を作りたいんだけど」
という編集者さんに、趙善玉先生を推薦したのが僕だったりします。
まあ、推薦といっても、恵比寿にこんな先生がいらっしゃいますよー、
程度の雑談から、話がいつの間にか進んでいたんですけどね。
タイトルにもあるように、この本の基礎は万能エキスを作ること。
上のページに見えるエキスは左から、
・梅エキス
・大根エキス
・玉ねぎエキス
・りんごエキス
・かぼちゃエキス
といった感じ。
これをまず作って、90~100日間かけて熟成させ、
各料理に少しずつ使う、という構成になっています。
「100日!?」
という時点で諦める方もいるかもしれませんが、
実際の作業は1日もかからず、寝かせておく期間が100日。
また、せっかちな人のために、
「40日ほど経てば使っても大丈夫」
とも書かれています。
ただ、パーティの挨拶で編集者さんがいっておられましたが、
寝かせておくうちに、だんだん我が子のような気分になるとのこと。
いったん漬け込みさえすれば、きちんと寝かせてより美味しく、
といった気分になっていくのかもしれませんね。
その万能エキスを使う、という部分を特色としつつ、
さまざまな韓国料理のレシピが紹介されています。
・りんごのキムチ
・トマトのキムチ
といった変わり種の料理から……。
定番のサムゲタンなども。
韓国料理の本って、料理本でしか見ない料理も多かったりするのですが、
この本は普段、韓国料理店でよく見る料理が多くていいですね。
・タットリタン(鶏肉と野菜の鍋)
・チャプチェ(春雨炒め)
・スンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)
・ヤンニョムチキン(ピリ辛フライドチキン)
・プデチゲ(ソーセージ鍋)
といったラインナップにぐっときます。
その一方で、
・宮廷トッポッキ(醤油味の餅炒め)
・ノビアニ(牛焼肉)
・オイソン(炒めキュウリ)
といった宮中料理の姿もあり。
主菜、惣菜、キムチと、幅広い料理が詰まっているので、
料理好きな方であれば、いろいろ楽しめると思います。
本自体はすでに全国書店などで好評発売中。
ネット書店でも購入できますので、興味ある方はぜひ。
アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/4401634721
楽天
http://books.rakuten.co.jp/rb/item/6746189/
なお、パーティではビュッフェスタイルの料理とともに、
先生が自ら作った、お餅の盛り合わせや……。
チャプチェ(春雨炒め)なども提供されました。
そんな料理を頂く合間には、研究院の生徒さんたちが、
アリランを歌ったり、先生がそれに合わせて踊り出したり。
あるいはプロのミュージカル俳優さんや、歌手の方が、
アカペラで美声を披露したりと、楽しいパーティでした。
また、お店のほうにも遊びに行きたいですね。
カフェとしてだけでなく、ランチやディナーも楽しめる店。
随時、イベントなども開催しているようです。
店名:餅カフェパラム
住所:東京都渋谷区恵比寿南3-9-3趙善玉料理研究院1階
電話:03-3710-7714
営業:11:00~19:00(19時以降は予約制)
定休:日曜日
http://www.cho-sunok.com/pram.html