平田牧場の豚肉で有名な「ECOてじまぅる」ですが、
実はテンジャン(味噌)も豚肉に匹敵するほどの売りです。
仁川にある「トジャンチプ」という店で作る無添加味噌。
これを輸入し、各料理に使用しているといいます。
その代表格が看板料理のポッサム(茹で豚の葉野菜包み)ですね。
豚肉を茹でる際に、味噌を臭い消しに入れるのは定番ですが、
平牧豚の場合はむしろ、味付けに重きが置かれるようです。
仁川の「トジャンチプ」でも似た料理を出しているようで、
そちらはテンジャンスユク(味噌茹で肉)と呼ばれています。
先日の仁川出張でそれもぜひ食べに行きたかったのですが、
場所を調べたところ、泊まっていたホテルとは真逆の位置。
近ければさっと行くつもりでしたが、涙を飲んで諦めました。
まあ、そんな本場話はさておき。
冒頭の写真、「ECOてじまぅる」で食べたランチメニューです。
右下にあるテンジャンチゲ(味噌鍋)が一応のメイン料理ですが、
ポイントとなるのはチゲの上にある小さな壷とごはんの大きな器。
テンジャンチゲをテンジャンチゲとして食べるだけでなく、
そのほかのオプションがちょっと面白いことになっています。
壷にはテンジャンが入っており、それをごはんの上に適量載せ……。
そこにテンジャンチゲの具や汁もぶっかけて混ぜて食べます。
いわゆるテンジャンピビムパプ(味噌ビビンバ)という料理ですね。
ごはんと味噌の相性は言うまでもなく、汁かけごはんの旨さもプラス。
日本的に考えれば、ちょっと行儀の悪い食べ方ですけどね。
韓国的にはまったく問題なく、美味しい食べ方として推奨されます。
なお、テンジャンは塩気が強いのでやや控えめを推奨。
食べ方は好みなので、チゲとごはんを別に食べても問題ありません。
ちなみにこの日、ちょっとした実験に協力しました。
いつものイベントスペース「イーストアジアン新宿」にて、
12月12日に「マッコリの上澄みを飲む会」というのが催されます。
マッコリは数日間静かに置くことで、原料の米や小麦粉が沈殿し、
透明な上澄みだけを分離させて飲むことができます。
韓国でも全州あたりではこの上澄みだけを好んで飲む習慣があり、
マルグンスル(澄んだ酒)という名前で販売しております。
これをいろいろなマッコリでやってみよう、というのが趣旨だそうです。
ちなみに僕はその実験として、上記の4種類をブラインドで試飲。
どの上澄みが、どのマッコリかを当てる問題でしたが……。
ものの見事に全部ハズレ!
似た風味は感じるものの、また別の印象に変わるようですね。
当日は僕も参加の予定なので、リベンジに燃えようと思います。
14時スタートということで聞いておりますが、
詳細などは、てじまぅるグループ各店にご確認ください。
参加の申込みも、各店舗で大丈夫だと思います。
店名:ECOてじまぅる
住所:東京都新宿区大久保1-16-5
電話:03-5291-3783
営業:11:30~24:00(月~木)、11:30~翌2:00(金、土、祝前日)、11:30~23:00(日、祝)
定休:なし
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