韓国料理の公式的な外国語統一表記が発表に。

いやはや、とんでもないニュースが飛び込んできました。
これまで韓国料理の統一表記がない、というのは大きな問題でしたが、
韓国料理の世界化を掲げる韓国がいきなり統一表記を発表しました。

とりあえず124の代表的な韓国料理をピックアップし、
英語、日本語、中国語の料理表記と簡単な解説を作った模様です。

まずは新聞報道をいくつかリンクで張っておきますね。

聯合ニュース/韓国料理の外国語表記を統一、標準案を策定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091106-00000018-yonh-kr
朝鮮日報/韓国料理の外国語表記を統一へ
サムギョプサルは英語で「コリアン・スタイル・ベーコン」
http://www.chosunonline.com/news/20091106000008

韓国農林水産食品部のホームページを確認したところ、
英語版は確認できたのですが、日本語版が見当たりませんでした。
仕方ないので、担当部署まで電話で問い合わせたところ、
実に手際よくメールで、全部の資料を送ってもらえました。
慌てて電話をしたので、韓国語は超しどろもどろでしたけどね。

んで、いまその膨大なファイルを見ているのですが……。

「うーん、やっぱり違和感……」

いくつかの特徴が見られるようですが、

・基本となる料理法の表記は発音変化と関係なしに統一
・パッチムのうち「k」と「p」の音は「ッ」で表記
・一部の発音変化は無視

といった特徴が、僕が見る限りあるようです。
いくつか特徴的な例をあげてみると……。

・チャッチェ(チャプチェ)
・サムギョッサル(サムギョプサル)
・パチョン(パジョン)
・ユッフェ(ユッケ)

カッコ内は僕が普段使っている表記です。
これを統一表記といわれると、ちょっと悩ましいですね……。

韓国料理店などでも、思い思いの表記で書いているため、
どこかでなんらかの統一を、というのは僕の願いでもありました。
そういった意味では、大変大きな一歩ではありますが……。
もう少し、じっくり各用語の表記を分析してみたいと思います。



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