1軒目の「焼き万歳」を出て、2軒目は大久保通りの「スミね食堂」へ。韓国を代表する有名女優であり、料理バラエティでも大人気を博すキム・スミさんのお店です。まだ仮オープンの状態でメニューも確定ではないとのことでしたが、今月末頃にはご本人もいらして本オープンとなるそうです。
まだ仮オープンの状態なので! というセリフを3回ぐらい聞きましたので、その段階でのレポートとご理解ください。写真はムグンジティギム(古漬けキムチの天ぷら)。パリパリとした衣の中から酸味のあるキムチが出てくる仕掛けでした。珍しいメニューですが、他も個性的なメニューが多かったですね。
こちら出てきた瞬間はチヂミかと思いましたが、見たら生地がパサッとしていました。日本語メニューではピザと訳されていましたが、韓国語ではチョンビョン(煎餅)。ブルダック(激辛のグリルチキン)をサクサク食感のチョンビョンで上下を挟んだものです。中がプルコギのバージョンもあるようですね。
スミさんの家庭料理がメインということなのでしょうが、店内には大きな鉄板を配したカウンター席もあり、こちらではアメリカ仕込みのシェフが鉄板焼きを披露してくれるようです。絶妙の焼き加減でステーキが出てきたかと思えば……。
カシャンカシャンと軽快なヘラさばきで、パラパラの海鮮チャーハンが出てきたりもします。こういうパフォーマンスを得意とする韓国料理店というのは楽しいですね。高級なステーキだけでなく、メニューにはサムギョプサルもあるようですし、それがパフォーマンスとともに味わえるのなら面白そうです。
デザートに出てきたのはイチゴジャム風のソースを絡めたウユティギム(牛乳揚げ)。噛むと甘いミルキーな味わいが広がります。先日、韓国の居酒屋でも見かけたので流行っているんですかね。もともとは台湾の屋台料理らしいので、韓国で断続的にブームとなっている台湾物のネクストなのかもしれません。
帰りがけお店の方からスミさんのレシピ本を頂戴しました。番組で紹介された料理を収録しているせいか、工夫を凝らしたメニューが多く勉強になります。その腕前を新大久保のお店でどう表現するか、との最終的なチューニングが現在の課題なんでしょうね。間近に迫った本オープンを期待したいと思います。
店名:スミね食堂
住所:東京都新宿区大久保2-26-1地下1階
電話:03-6457-6065
https://akr2603953210.owst.jp/
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