昨日はたくさんの方に感謝をする1日でした。新大久保のみならず、韓国家庭料理店は日本各地に増えています。店を切り盛りするオモニにはそれぞれに背景があり、故郷や、人生の年輪が多彩な料理として反映されます。韓国料理の幅広い魅力を知るひとつの手段として受け止めていただければ幸いです。
いいお店はたくさんありますし、もっと広く知られて欲しい韓国料理も山ほどあります。当面、一部のお店や料理に注目が集中するかもしれませんが、そこだけがおすすめという訳でもありません。むしろ身近な韓国料理店でお店の方との関係を深めつつ、より濃密な韓国文化に接していただけると本意です。
なお、現在の新大久保は大変賑わっており、これでさらに混むのではとの心配もあるようです。新大久保はもともとただの住宅地なので観光地として整備された空間ではありません。マナーが大事というのは僕が言うまでもないですが、新大久保好き同士でお互い気を付けたいものです(自身の反省としても)。
私有地に入らない、ゴミを放置しない、道をふさがないといった基本的な話はともかく、新大久保駅のひとつしかない改札前で待ち合わせない、という努力も必要と感じています。お店に直接集合したり、他の最寄り駅(東新宿駅、西武新宿駅、大久保駅)を利用するなど代替案はいろいろあるように思います。
今の新大久保は韓国以外が面白い、というのは本音です。台湾、ベトナム、ネパールなどの店が増えて、多国籍な魅力が際立って(むしろ戻って)います。僕は韓国専門なので深いところまでは語れませんが、新大久保という貴重な異文化空間をさらに盛り立てる要素と期待しています(バインミー食べたい)。
海外文化を受け入れつつ古くからのよさを守る地元商店、飲食店にもいい店が多いです。例えば駅前の蕎麦店はさりげなく韓国に現存するどの飲食店も歴史が古く、韓国人の友人を連れていくと喜ばれます。新大久保は「天使のすむ町」(https://bit.ly/2qHQV2E)。商店街の理念に心から敬意を表します。了