年末特別企画~2017年これがうまかったベスト10!!
<2017年これがうまかったベスト10!!>
「こんばんは。司会の古里柳徹子でございます」
「こんばんは。宇米谷宏です」
「コリやなぎ徹子と、うめーや宏。」
「2人合わせてコリアうめーや!!でございます」
ぱちぱちぱちぱちぱちぱち。
「さて、今年も始まりました年末の恒例企画」
「コリアン・フード・コラムニストの八田氏が1年間を振り返り」
「食べた中でもっとも美味しかったものをランキングにします」
「ベストテン形式で最後までお付き合いください」
「まずは過去のベストテンを振り返ります」
「この企画がスタートしたのは2004年のことですね」
「今年でなんと14年目という長寿企画になりました」
「それでは一覧でずらりと見ていきましょう!」
<過去のベストテン>
2004年これがうまかったベスト10!!
2005年これがうまかったベスト10!!
2008年これがうまかったベスト10!!
2009年これがうまかったベスト10!!
2010年これがうまかったベスト10!!
2011年これがうまかったベスト10!!
2012年これがうまかったベスト10!!
2013年これがうまかったベスト10!!
2014年これがうまかったベスト10!!
2015年これがうまかったベスト10!!
2016年これがうまかったベスト10!!
「まあ、14年目と言いつつも途中抜けて12回目ですけどね」
「はい、サボったり続けたりは八田氏の十八番」
「そもそも、このブログだって今年もさんざんでした」
「そう、ろくに更新もしないブログのまとめを誰が見るんですか、八田氏!」
あ、ハイ、すいません。
今年もほとんど書けませんでしたねぇ。
一応、今年書いたブログの記事は全部で31本。
でも、そのほとんどがお知らせとしての記事でしたね。
年末に延辺旅行の報告記事を頑張って5本書きましたが、
日常の韓食日記はほとんど書けませんでした。
まあ、最近はそのへんをSNSで発信してはいますが、
そのぶんブログにまとめる機会は減りましたね。
「減りましたねって、なにを他人事のように!」
「この年末記事だって、そのブログで毎年書いているんですよ!」
「楽しみにしている人だって(少しは)いるかもしれないのに!」
「無責任にもほどがあります!」
そ、そうですね……。
ただ、韓食生活内のブログ「韓食日記」としてはそうですが、
別コンテンツの「韓食ペディア」はだいぶ更新しました。
そちらはようやく少しずつ形ができつつありますので、
ときおり思い出したようなタイミングで見て欲しいですね。
<関連記事>
韓食ペディア トップページ
「ふーん、あちらを頑張っているからこちらはよいと」
「韓食ペディアだって、しっかり形になるのはまだ先でしょうに」
「まあ、力を入れているコンテンツはあるぞということで」
「そのあたりは大目に見て話を進めていくことにしましょう」
「それでは2017年のランキング!」
「まずは第10位から第7位までの発表です!」
ダララララララララララ……。ジャン!!
第10位:夏のソウルで屋上休憩所と孔徳洞マッコリ
第9位:慶尚南道巨済市で刺身、ジョン、鍋などのタラ尽くし
第8位:蔚山で牛肉三昧 ~原点のカクトゥギユッケを発見
第7位:京畿道楊平郡でトレチャンからのヘジャンクッ
「さあ、今年もいろいろな地域が出ております」
「ソウル、巨済、蔚山、そして楊平ですね」
「エリア的にもバラエティに富んだ内容ではないでしょうか」
「それでは八田氏に解説をしてもらいましょう」
はい、今年もおかげさまで各地を巡りました。
今年の韓国出張は全10回で計71日、プラス中国の延辺に3日の出張が1回。
延辺を含めて、巡った飲食店が計251軒(うち新規店が158軒)。
そのうちソウルはわずか15軒(うち新規店が13軒)に留まりました。
ほとんどソウルに行くことなく地方ばかりの1年でしたね。
隙間を狙って流行ネタだけは拾いに行くようにしていますが、
なかなか追い付かないというのが本音ではあります。
第10位の屋上休憩所と孔徳洞マッコリは数少ないソウルの話題。
まず「屋上休憩所」は今年の夏に流行った孔徳の店。
古いビルの屋上を開放してビアホールのような店にしたところ、
星空とビル群の光景が大人気を博して話題になりました。
これを1軒目としてビールを飲みながらケランマリ(卵焼き)をつつき、
2軒目は孔徳市場内の居酒屋にて孔徳マッコリを発見という流れ。
地元限定のローカルなマッコリを専門に作る醸造場があるようで、
おらが町のマッコリという雰囲気でなんともよかったですね。
店名:屋上休憩所(옥상휴게소)
住所:ソウル市麻浦区麻浦大路6キル10(孔徳洞256-5)
住所:서울시 마포구 마포대로6길 10(공덕동 256-5)
電話:なし
料理:ケランマリほか店名:モイセ(모이세)
住所:ソウル市麻浦区万里ジェ路19(孔徳洞256-10)
住所:서울시 마포구 만리재로 19(공덕동 256-10)
電話:02-712-2595
料理:モドゥムジョン、孔徳洞マッコリ
第9位は2月の「ぐるぐるグルメ」ツアーで食べに行きました。
タラ(真鱈)は冬の食材として人気の高い魚ですが、
韓国では慶尚南道の南海岸沿いでの水揚げが多いです。
中でも有名なのが巨済市の外浦港という漁港ですね。
最盛期は12月から旧正月までという短い期間ですが、
丸々と太った旬のタラは、サイズも立派で食べ応えがあります。
鮮度のよいものは刺身にして食べることができますし、
ジョン(衣焼き)や鍋料理にしても美味しい魚です。
<関連記事>
真冬のご馳走! 貴重なタラの刺身を含むタラ尽くしコースを味わえる漁港店名:外浦11番家フェッチプ(외포11번가횟집)
住所:慶尚南道巨済市長木面外浦5キル60(外浦里131-6)
住所:경상남도 거제시 장목면 외포5길 60(외포리 131-6)
電話:055-637-9977
料理:タラ料理各種
第8位は蔚山での牛肉三昧をチョイスしました。
もともと彦陽プルコギが郷土料理として知られる町ですが、
それを掘り下げて彦陽、鳳渓という2ヶ所の焼肉タウンを取材し、
『UL-Story Vol.1』というフリーペーパーで記事にしました。
中でも印象的だったのが鳳渓名物のカクトゥギユッケ。
角切りにした牛赤身肉をコチュジャンにつけて食べるのですが、
最近は食べやすさを優先してやや薄く仕上げるのが主流です。
それを特別に旧来のサイコロ型で食べられたのは貴重な体験でした。
生サイコロステーキというような見た目なのですが、
生肉ならではの艶めかしい食感とコチュジャンがよく合います。
店名:ヘマル(해마루)
住所:蔚山市蔚州郡斗東面鶏明路154(鳳渓里433-2)
住所:울산시 울주군 두동면 계명로 154(봉계리 433-2)
電話:052-264-1009
料理:焼肉、カクトゥギユッケ
第7位は友人夫妻を訪ねて1泊2日で京畿道の楊平郡へ。
楊平といえば、やっぱり有名なのが楊平ヘジャンクッですね。
牛の内臓などを煮込んで作る酔い覚ましのスープ。
初日の夜に同じく楊平名物のトレチャン(豚の腸間膜焼き)を食べ、
2次会にも繰り出してベロベロに酔っ払ったのが前準備。
そのまま楊平で寝て、模範的な2日酔いの朝を迎えたところで、
満を持して味わう楊平ヘジャンクッの味は格別でした。
大満足の楊平1泊2日フルコースだったと言えましょう。
店名:モンシル食堂(몽실식당)
住所:京畿道楊平郡楊平邑楊平チャントキル9-1(楊根里167-27)
住所:경기도 양평군 양평읍 양평장터길 9-1(양근리 167-27)
電話:031-771-9296
料理:トレチャン、モクサル店名:チンガブ本家楊平ヘジャンクッ(진가부 본가 양평해장국)
住所:京畿道楊平郡江上面江南路841(屏山里135-2)
住所:경기도 양평군 강상면 강남로 841(병산리 135-2)
電話:031-772-2577
料理:ヘジャンクッ
「はい、八田氏ありがとうございました」
「今回もバラエティに富んだ内容になっていましたね」
「にもかかわらず最後は2日酔い自慢というのが八田氏らしさ」
「飲めるオレ自慢もそろそろイタい年頃ですよねぇ」
わはははははは。(場内爆笑)
「さあ、それでは第6位から第4位にまいります」
「テンポよくどんどんいきましょう」
ダララララララララララ……。ジャン!!
第6位:2018平昌へ ~江原道ロケグルメ
第5位:原点に返る全羅北道まんぷくツアー
第4位:中国の延辺朝鮮族自治区で本場の延辺料理を初体験
「はい、これもまた地方三昧ですね」
「そして第4位が少し変化球という感じですか」
「そうですね、そしてこれが年末にまとめた一連の報告かと」
「詳細を八田氏に聞いてみましょう」
第6位は3月に動画のロケで行った江原道を選びました。
年が明ければ平昌のオリンピックまで1ヶ月ちょっと。
なんだかんだオリンピックの前年という仕事が断続的にあり、
本当によく江原道の記事を書いたり話をした1年でした。
平昌にせよ、江陵、旌善にせよ、これまでもそこそこ行きましたが、
それでもまた新たな料理に出合えたことがよかったですね。
平昌では本場のオサムプルコギ(イカと豚肉の炒め物)。
江陵ではスルメイカの刺身やイカスミソフトクリーム。
旌善のファンギ(キバナオウギ)入りのタッカルビなど、
また1歩、江原道の食文化に踏み込めた気がしています。
ちなみにこのときの動画はYOUTUBEにもあがっており、
以下の記事にリンクなどまとまっています。
<関連記事>
江原道の市場グルメ紹介動画が公開に(出演:八田靖史、加来紗緒里)店名:トアム食堂(도암식당)
住所:江原道平昌郡大関嶺面大関嶺路103、2階(横渓里323-6)
住所:강원도 평창군 대관령면 대관령로 103, 2층(횡계리 323-6)
電話:033-336-5814
料理:オサムプルコギ店名:マシワオジンオパン(마시와오징어빵)
住所:江原道江陵市注文津邑海岸路1754(注文里312-458)
住所:강원도 강릉시 주문진읍 해안로 1754(주문리 312-458)
電話:なし
料理:イカスミソフトクリーム、イカ饅頭店名:チェイルマッチプ(제일맛집)
住所:江原道旌善郡旌善邑五日場キル31-8(鳳陽里344-4)
住所:강원도 정선군 정선읍 5일장길 31-8(봉양리 344-4)
電話:033-563-0201
料理:ファンギタッカルビ(要予約)
第5位は11月に実施した第9回「まんぷくツアー全羅北道編」。
2008年、2010年に第1、2回として出かけた全羅北道に、
ぐるっと1周回って再びたどり着いた感じでした。
思えば僕がこうして毎年グルメツアーをアテンドしているのも、
三進トラベルの社長が僕の書いた全州ビビンバの記事を読み、
ツアーにしないかと声をかけてくれたのが始まりでした。
今回は群山、扶安、井邑、全州、長水、南原、淳昌、任実を巡りましたが、
最後の食事としてあえて選んだ全州のビビンバを食べたとき、
なにやら特別な感慨がわいてきたのを覚えています。
準備はたいへんですけど、やっぱりツアーは楽しいんですよね。
おかげさまで毎年恒例のいい活動になっております。
ちなみに、次回のグルメツアーは3月に済州島へ行きます。
好評募集中ですので、関心のある方は以下よりご覧ください。
<関連記事>
世界遺産・グルメの宝庫 済州島 ハッタしてグー店名:韓国館(한국관)
住所:全羅北道全州市徳津区麒麟大路425(金岩洞712-3)
住所:전라북도 전주시 덕진구 기린대로 425(금암동 712-3)
電話:063-272-9229
料理:全州ビビンバ
第4位は中国の延辺朝鮮族自治区での食べ歩き。
北朝鮮とロシアに接する中国、吉林省の一部なのですが、
ここに朝鮮族という人たちが住んでいます。
スパイシーな羊の串焼きとか、甘酸っぱい味わいの延吉冷麺とか、
朝鮮半島の料理とはまた少し異なる料理を味わえるのが魅力。
一連の話は、延辺報告として全5回の記事にまとめましたので、
ぜひそちらをご覧いただければ幸いです。
<関連記事>
延辺報告(1)~中国の延辺朝鮮族自治州を食べ歩いてきました。
延辺報告(2)~対岸50m先に北朝鮮を眺めて夜は大同江ビールを飲みに。
延辺報告(3)~朝鮮族のおばあちゃん家で手作りのお昼ごはんを満喫!
延辺報告(4)~朝鮮族のお姉さんイチオシのグルメは四川料理だった!
延辺報告(5)~地元市場に潜入してわかった延辺観光の輝かしい未来!
「はい、第6位から第4位までの解説でした」
「心なしか第4位だけ妙に淡泊な解説でしたね」
「ええ、さも頑張って書いた報告記事を読めと言わんばかりに」
「相変わらずそういうあたりがセコいですよねぇ……」
がはははははは。(場内爆笑)
「では、ベスト3の前に番外の発表です」
「いわゆる次点としてのランクインですね」
番外:新大久保でチーズタッカルビを食べ歩き
「お、今年の流行りものが来ました」
「確かに今年の日本はチーズタッカルビの年でしたね」
振り返るとブームの始まりは2016年の下半期。
恥ずかしながらブームに気付いたのが年明け直後ぐらいでした。
その後、新大久保で初めて食べたのが2月に入ってから。
その時点ではだいぶ後手に回った感じでしたが、
思った以上にブームが拡大して2017年いっぱい続きましたね。
3月の時点でブログでもブームの紹介記事を書いたのですが、
結果としてタイミングよく出せたのはよかったです。
<関連記事>
新大久保にチーズタッカルビの店が増えすぎていませんかギャラリー。
「タイミングよくって、そのころ焦りまくってたじゃないですか」
「しかも、そのブームに気付いたのテレビを通してですし」
「国内のブームに乗り遅れるのは専門家として恥ですよ、恥」
「後出しのうまくやった感には騙されませんからね!」
はははははは。(場内冷笑)
「さて、気を取り直していよいよベスト3」
「締めるところをうまく締めて有終の美を飾って欲しいですね」
「2017年のフィナーレを迎える第1位は何になるのか」
「さあ、注目のベスト3の発表です!」
ダララララララララララ……。ジャン!!
第3位:6年ぶりの本格釜山取材で名物総ざらい
第2位:ワタリガニ蒸すべし ~忠清南道の唐津グルメ
第1位:大邱のテグタンと真剣に向き合った日々
「2017年のベスト3が出揃いました!」
「釜山、唐津、大邱という3地域がランクインです」
「いずれも美味しそうなワードが目白押しですね」
「では、八田氏に語っていただきましょう」
第3位の釜山は8月に出かけた5泊6日の取材がメインですが、
実は1月と2月にも釜山を自主的に食べ歩いていました。
ここ数年、釜山は立ち寄るぐらいでだいぶご無沙汰でしたが、
じっくり腰を据えて取材ができたのは大きな収穫でした。
釜山の代表的な郷土料理をひとつひとつ再確認しつつ、
自分の中でそれらが地域性としてまとまった感があります。
大都市と向かい合うのは要素が複雑で難しいのですが、
釜山の食を語るに当たって、ある程度のメドはついたと思っています。
中でもヤンゴプチャンの名店を食べ歩けたのは貴重でしたね。
僕の中では釜山で食べるべき名物の筆頭として、
今後はヤンゴプチャンを推そうと思えるほどになりました。
その集大成が韓食ペディアに書いた釜山の記事でもあります。
<関連記事>
韓食ペディア 釜山市の料理店名:イェンナルオマッチプ(옛날오막집)
住所:釜山市西区九徳路274番キル14(東大新洞1街236)
住所:부산시 서구 구덕로274번길 14(동대신동1가 236)
電話:051-243-6973
料理:焼肉・ホルモン全般店名:ペックァヤンゴプチャン(백화양곱창)
住所:釜山市中区チャガルチ路23番キル6(南浦洞6街32)
住所:부산시 중구 자갈치로23번길 6(남포동6가 32)
電話:051-245-0105
料理:ヤンゴプチャン店名:テヨンヤンゴプチャン8号(대영양곱창 8호)
住所:釜山市中区チャガルチ路59番キル5-31(南浦洞5街74-2)
住所:부산시 중구 자갈치로59번길 5-31(남포동5가 74-2)
電話:051-254-0857
料理:ヤンゴプチャン
第2位は忠清南道唐津市で出合った料理の数々。
こちらはフリーペーパー『CN-Story Vol.2』の取材でしたが、
唐津市を拠点としてここに3泊しました。
先ほどの釜山もそうですが、ある程度まとまって滞在すると、
その地域の食文化がそこそこ包括的に見えてきます。
唐津市は人口約16万7000人とそこまでの規模ではないですが、
知らなかった料理にたくさん出合うことができました。
エゴマを入れた味噌チゲのケンムクテンジャンチゲや、
大根の葉を塩漬けにしたコモクチなどがその代表。
また、訪れたのが4月でワタリガニの旬だったため、
蒸しワタリガニのコッケチムを食べたのですが、これが超絶品。
店がよかったのもありますが、メスの内子を半生に仕上げ、
甘味も、うま味も、食感も極上という至福の体験でした。
ワタリガニ蒸すべし! は今年を代表するマイ格言です。
店名:ファロワチョゲグイ(활어와조개구이)
住所:忠清南道唐津市石門面長古項路318(古項里615-7)
住所:충청남도 당진시 석문면 장고항로 318(장고항리 615-7)
電話:010-4914-0094
料理:コッケチム、旬の海鮮料理全般店名:キルモク(길목)
住所:忠清南道唐津市牛江面徳平路616(松山里396-7)
住所:충청남도 당진시 우강면 덕평로 616(송산리 396-7)
電話:041-363-5505
料理:コモクチ定食店名:二橋カムジャタン(이교감자탕)
住所:忠清南道唐津市唐津中央2路17-5(邑内洞626-9)
住所:충청남도 당진시 당진중앙2로 17-5(읍내동 626-9)
電話:041-354-3343
料理:ケンムクテンジャンチゲ
第1位は大邱のテグタン(牛肉の辛いスープ)を選びました。
大邱には5、6、10月と3度出かけて計12日滞在。
フリーペーパー『DG-Story Vol.1』の取材が中心でしたが、
このおかげで大邱の食文化もだいぶ整理できました。
その中で2004年からずっと追いかけてきた大邱のテグタンを、
歴史的なルーツも含めてまとめられたのは嬉しかったです。
その取材におけるもっとも重要なパーツとなったのが、
1948年創業という「イェッチプ食堂」のユッケジャン。
かつてのテグタンが現在はユッケジャンとも呼ばれていますが、
大邱式のユッケジャンは他地域と大きく異なります。
お店の方から調理法や創業当時の話などを伺いつつ、
頭の中でそれが整理されていく瞬間はまさに鳥肌モノでした。
また、この店のユッケジャンが今年食べた料理の中でも、
個人的なベスト1になるのではないかと思っています。
大邱の食文化も韓食ペディアにまとめました。
ぜひ釜山とともに、大邱もご一読いただければ幸いです。
<関連記事>
韓食ペディア 大邱市の料理店名:イェッチプ食堂(옛집식당)
住所:大邱市中区達城公園路6キル48-5(市場北路120-2)
住所:대구시 중구 달성공원로6길 48-5(시장북로 120-2)
電話:053-554-4498
料理:ユッケジャン
「はい、2017年の1位は大邱のテグタン」
「大邱のテグタンは2004年の第6位でもあります」
「14年をかけて1位にランクアップとは感慨深い話ですね」
「八田氏の喜びもきっとそのあたりにあるのでしょう」
「さて、以上が2017年のベストテン」
「オリンピックが開催される2018年はどうなるのか」
「来年も盛りだくさんでお会いできることを期待しつつ」
「次回を心待ちにしたいと思います」
「それではみなさま、よいお年を!」