韓国語食の大辞典。
僕が2001年からコツコツと作り続けている韓国料理専用の辞典です。当初はプリントアウトしたものを友人に配るぐらいでしたが、バージョンを重ねつつ、Web版、Excel版、Wiki版ときて、今回アプリ版ができました。iOS専用のアプリです(Androidの方はゴメンナサイ)。
韓国をウロウロしていると、知らない単語にいっぱい出合うじゃないですか。料理名がわからなかったり、食材名がわからなかったり、そんなときにすぐ調べられればいいですが、往々にしてWi-Fi環境がなかったりするんですよね。それで結局、後で調べようとか思いながらも、忘れてしまうことが多々ありました。
それをアプリにすることですべて解決。しかも、アプリにしたことで、これまでになかった新しい機能も加わりました。
・日本語での検索性が大幅に向上
すべての単語、および日本語訳を、ひらがな、カタカナからでも検索できるようにしました。例えば、サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)という料理名を調べる際、従来は「삼겹살」というハングル表記だけでなく、「さむぎょぷさる」「サムギョプサル」でも検索できるほか、日本訳の「ぶたばらにく」「ぶたばら」からでも候補が出るようにしました。
・音声入力が可能に
アプリ版ではiPhoneの機能である音声入力を検索に使用できます。韓国でわからない単語に出合った際、目の前の韓国人に発音してもらって調べるということが可能です(その単語が正しく入力されたどうかを確認してもらう必要はあります)。
・新規単語の追加
Excel版、wiki版(version4.0)から、102語を新規で追加、133語を修正しました。また今後も定期的に手を入れ、単語を追加、修正していく予定です。追加、修正した単語については、いずれExcel版、Wiki版にも反映していく予定です。
以上が追加要素ですが、日本語検索、音声検索がむちゃくちゃ便利です。
作ってくれたのはこの方。
iOSアプリクリエーターの朴修賢(パク・スヒョン)さんです。「カロリー管理(痩せるアプリ)」というアプリでヒットを飛ばしていますが、奥様であるhimeさんとともに韓国語講座などもしているので、そちらでお馴染みの方も多いかもしれませんね。韓国語の辞書アプリということで語学部分でもおおいに助けていただきました。
ちなみにこちらのアイコンはhimeさん画。ちなみにhimeさんとも別のプロジェクトでもご一緒していますので、いずれそちらも発表できると思います。
ダウンロードはコチラから。
ただし、これまでは無料で配布していましたが、今回のアプリ版は有料(360円)となっています。お金を払うほどではないという方は、引き続き、Excel版、Wiki版も使えますので、そちらをご利用ください。
でも、検索性という意味では、アプリ版のほうがはるかに使い勝手で上回ります。ぜひ多くの方に試していただければ幸いです。
<八田靖史プロフィール・既刊著書一覧>
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