大阪ツアー料理確定 ~大阪の在日家庭に伝わる済州島料理を味わいに

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 先日、お伝えしました、コリアチックジャパン第5回『日本国内の韓国・朝鮮を巡る旅(大阪編)』は、おかげさまで順調にお申し込みをいただいている様子。関西圏のみならず、関東圏からも「申し込んだよ」との声があって、その熱意に深く感動しております。

 いいツアーにすべくしっかり準備をして臨みたいですね。

 その事前準備としてまずは先週、大阪での下見を行い、この日帰りツアー企画においてもっとも重要な昼食の中身を決めてきましたのでお伝えします。

 まず、お店の名前は「西光園本店」。

 創業が1960年と歴史があり、鶴橋界隈に現存する焼肉店としてはもっとも古いそうです。それだけでも充分に行く価値のあるお店ですが、今回はそんな老舗に申し訳ないぐらいのワガママを言いまして、普段のメニューにはない特別料理を作っていただくことになりました。

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 僕がこのツアーを企画するに当たって、いちばんこだわったのが済州島から伝わって現在に残る在日文化の定着を見ること。先の記事にも1922年から1945年にかけて大阪と済州島を結んだ君が代丸の話を書きましたが、現在も大阪には済州島から渡ってきた方々と、そのご子孫が多く住んでいます。

 「西光園本店」の創業者さんもやはり君が代丸で済州島から渡っていらしたとか。

 現在は創業初代のお嬢様が店を切り盛りしていらっしゃいますが、そんな経緯もあって、普段食べる家庭料理や、店でのまかない料理、また祭祀など特別な日に作る料理には済州島料理の影響が色濃く残っているそうです。

 今回のツアーではそんな在日家庭の済州島料理に焦点を当てました。

・キムチポッカ(済州島式豚肉とキムチの炒め物)
・蒸し豚のチョジャン(唐辛子酢味噌)添え
・モムクッ(済州島式の海藻スープ)
・チョッカル(済州島式の牛串焼き)※祭祀料理

 という4品がメイン。

 ひとつひとつ説明をすると果てしなく長くなるのでツアー当日まで自重しますが、料理名を見るだけでもクラクラするほど特別なものです。

「こんな普段食べてるごはんでいいのかなぁ?」

 とお店の方がおっしゃっていましたが、いやいやいやいや。これぞ大阪。在日の方々にとって当たり前でも、僕らにとってはなかなか味わえない家庭の味。そしてこれらは済州島から大阪に渡って、独自の発展を遂げてもいますので、仮に済州島へ行ってもまったく同じものは出て来ないのです。

 それをみなさまと一緒に共有したいというのが今回の大きな目的。

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 そして、もうひとつの大きな目玉がこの方です。

 今回のツアーでは韓国系のお店などが密集する生野コリアタウン一帯を散策するつもりですが、その歴史的な成り立ちなどを専門家の方から解説していただきます。

 お願いをしたのは生野まち歩き案内人のキムラ~こと、木村和弘さん。

 詳しくは木村さんの公式ページブログFacebookページをご覧いただければと思いますが、「生野区で生まれ育ち、コリアタウンを中心に案内歴10年。これまでに延べ『25,000人以上』の方をまち案内」という生き字引のようなこの町のスペシャリストです。

 ただ歩いて回るだけでは絶対に知り得ない、大阪と韓国を結ぶ深いつながりを学べるよい機会になるはず。大阪近辺に住んでいて鶴橋や生野コリアタウンをよく訪れる方にも、それ以外の地域に住んでいて大阪の韓国文化にこれまで縁遠かった方にも、両方楽しんでいただけると信じております。

 ツアーの詳細は以下。

<要項>
日程:2016年3月26日(土)
集合:AM9時30分に新大阪駅新幹線南口改札前にて
解散:PM5時30分頃に難波(なんば)にて
費用:9,800円(税込)
定員:25名(最少催行人数15名)
締切:2016年3月25日(金)

<申し込み>
三進トラベル募集ページ
http://www.sanshin-travel.com/tour/detail.php?sid=1702

 ぜひ、張り切ってご参加ください。

 

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