そんな時代もありましたねと。
たぶん長い常連さんにとって懐かしいのはこんな光景じゃないかなぁ、といろいろ探してみましたが、店全体が写ったものは見当たりませんでした。でもわかりますよね。ドアを開けた瞬間、目に飛び込んできたのがこんな感じでした。
テーブル6席とは言いつつも、入口すぐ左脇のテーブルはかなり狭い空間でしたので、実質5テーブル半ぐらいだったのではないでしょうか。せいぜい20人も入ればもういっぱい。それでいてやたら知り合いばかりに出会う店でした。
店に入ると同時に「おぉ、八田くん!」と4テーブルから声がかかったことも。
さすがに4テーブルは1度だけだったと思いますが、2テーブル、3テーブルが知り合いというぐらいなら頻繁でした。知り合いじゃなくても、この狭い空間で飲んでいれば、そのうち顔見知りになりましたし。
初めて店に行ったのは2001年のことだったと思いますが、ネット上に転がっている記録から拾えるのは、ちょうど10年前に書いたこの記事がいちばん古いものですかね。
手持ちの中でいちばん古い写真というのは2003年5月に撮ったコレでした。
このロールになったぺらっぺらのサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉、삼겹살)。いまはもうほとんど見かけることがなくなりましたが、当時は本当によく食べました。これで生ビールを飲んで、焼酎を飲んで、へべれけで朝までカラオケで歌って、始発電車で築地に行って海鮮丼を食べて、また夕方に集まって飲む、という当時の元気がどこから出ていたのか不思議です。
とりあえず今日が最後の営業だというので足を運んでこようと思いますが、これまで最後が何度もありましたので、感傷的な気分もなく今後の話でも聞いてこようかと思います。
報告はまたいずれ。
最後にいくつか連絡事項です。昨日から申し込み受付を開始した「第21回オレカテ」はもうそろそろ満員です。2月のツアー「第3回ぐるぐるグルメ感謝ツアー」は参加者多数により観光バス2台での実施が決まりました。まだお申込み間に合いますのでご検討中の方はお早目に。
来週から下見に行ってきます。
新刊は先ほどようやく僕の手を離れました。1月21日に配本ということなので、その後には書店に並ぶと思います。タイトル「食の日韓論 ボクらは同じものを食べている」に決まった模様です。
2 Responses to 6テーブルしかない店に入ったら4テーブルから「おぉ、八田くん!」と手が上がった日。