三進トラベル「第2回ぐるぐるグルメ感謝ツアー」後記(後編)

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 前編中編から続きます。

 せっかくなので黒田福美さんの写真からもう1度。前回はスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋、순두부찌개)を取り分けているところでしたが、こちらは焼肉をハサミでカットしているところです。福美さんノリノリで肉を焼き、カットし、取り分けていました。

黒田福美と行く!韓国ぐるぐる 第6回✤風薫る大邱「達句伐(タルクボル)竿燈祭と嶺南紀行」~日韓メロン交流と星降る村に浪漫を探る4日間~

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 3日目の昼食は牛焼肉。

 京畿道安城(アンソン)市にある韓牛食べ放題という太っ腹なお店に行きました。前編、中編でも書いたようにツアーのお店は非公開としていますが、この店の話はタイムリーにも旅いさらに書いたので、ぜひそちらをご覧ください。

旅いさらコラム
韓国で美味しい牛焼肉を心ゆくまで満喫したい人への耳より情報

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 同じく先ほどの記事で紹介した「安城マッチュム博物館」を見学し、2泊3日の「ぐるぐるグルメ感謝ツアー」はすべて日程終了。ここで帰国する方は空港へと向かい、オプションの3泊目に参加する方はソウルのホテルへチェックインしました。

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 ソウルでの夕食はフグ料理。

 裏幕をバラすことになりますが、最後の最後まで悩んだのがソウルでの夕食と翌朝の朝食でした。地方では土地の料理を優先的に味わいますが、ソウルとなると選択肢が広すぎて逆に悩むことにもなるんですよね。ああでもない、こうでもないと店の候補をあげては削り、やっと決まったと思ったら営業時間外だったり定休日だったりも。

 そんな右往左往を経ながら……。

「よし、韓国のフグを食べてもらおう!」

 と決まった訳です。ポイントは「韓国の」フグですね。

 日本ではフグといえばずいぶんな高級料理ですが、韓国では高級に属しつつも庶民的な部分を含んでいます。リーズナブルなサバフグあたりを選べば、写真のような大鍋に立派なサイズの身がどっさり沈んでいます。

 見ての通り、セリもどっさりですし、さらにはニンニクもどっさり。舌にガツンとくるインパクトこそが韓国フグの魅力です。

 ポッチリ(フグのちり鍋、복지리)に加え……。

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 ポップルコギ(フグの炒め焼き、복불고기)。

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 ポッティギム(フグの天ぷら、복튀김)も注文。フグ尽くしを楽しみました。

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 翌日はカムジャタン(豚の背骨とジャガイモの鍋、감자탕)の朝食から。

 朝からカムジャタンとはずいぶん重たい選択に思えるかもしれませんが、1人前ずつ出てくるものはもともとヘジャンクッ(酔い覚ましのスープ、해장국)のひとつです。福美さんのイメージに沿って、できるだけ脂のギトギトしない昔ながらのスープを出す店を探し、また肉よりもジャガイモを多めにした特別仕様です。

 といっても、この写真だと肉も相当な量に見えますけどね。

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 朝食後は昨年世界遺産になった南漢山城(ナマンサンソン)へ。

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 昼食は南漢山城名物のタットガニ(鶏粥鍋、닭도가니)をチョイス。山菜料理や豆腐料理などでも有名な地域ですが、山間部だけに鶏料理も自慢のひとつです。

 タットガニという名称がちょっと珍しいですが、タッペクスク(丸鶏の水炊き、닭백숙)の亜種と考えていただければ。丸鶏をもち米や漢方材と一緒に煮込んだ滋養満点の料理です。

 ちなみにタッが鶏、トガニは坩堝(るつぼ)を意味し、高温でぐつぐつ煮込んだという部分から名付けられたそうです。韓国にはトガニタン(牛ひざ軟骨のスープ)という料理もあって、そのトガニ(ひざ軟骨)も連想しそうですが、食材としては無関係。ただ、そのトガニも形が坩堝に似ているというのが語源なので、まったく無関係ともいえないかもしれませんね。

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 帰り際、馬川中央市場に立ち寄って最後の観光。観光地ではない在来市場の雰囲気を味わいながら、最後の買い物を楽しみました。

 これにてオプションの1泊2日もすべて終了。おかげさまで今回も楽しく美味しい時間の連続でした。毎度、ツアーのたびにいくつもの反省点があるのものですが、トータルとしてみなさんに楽しんでいただけていたならと願います。ご参加ありがとうございました。

 まだずいぶん先の話ですが、関係者の中では「第3回ぐるぐるグルメ感謝ツアー」という声も出ています。やはり来年の2月頃になるのだろうと思いますが、また一同で知恵を絞りつつしっかり準備をしていきたいと思います。

 もちろん、11月頃には「まんぷくツアー」もあるはずですし、それ以外にも今年はあれこれ準備が進んでいたりします。どうやら今年は地方のグルメツアーをやたらに頑張る1年になる模様。発表できる段階になりましたら、順次お伝えさせていただきます。

三進トラベル「第2回ぐるぐるグルメ感謝ツアー」後記(前編)
三進トラベル「第2回ぐるぐるグルメ感謝ツアー」後記(中編)
三進トラベル「第2回ぐるぐるグルメ感謝ツアー」後記(後編)

 

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